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楽しかった自転車日本一周のふり?富田林署逃走の樋田、万引きで

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大阪をしらみ潰ししていた府警、まさか山口とは!


頑張ったら誰でも自転車で相当な距離を走れるのがわかった。たかだか10キロくらいの通勤、通学でしんどいという人は、樋田淳也容疑者(30)を見習わなければいけないかも(笑)

強制性交や強盗未遂で逮捕、勾留されていた大阪府警富田林署から逃走し、48日間も行方が知れなかった凶悪犯、樋田被告は、山口県周南市の道の駅で加重逃走容疑で逮捕されたが、なんと大阪から山口県まで、羽曳野市内で盗んだ自転車で移動していたことが、分かった。

しかしこいつはやっぱりとんでもないやつだ。詳しい足取りはまだ分かっていないが、乗っていたのは大阪で盗んだ自転車。香川県などに立ち寄っているから、少なくとも直線で400㎞はある。相当な距離を自転車で移動していたようだ。

2人組の自転車旅行者装う


香川県で知り合った自転車で日本一周をしている途中の男(44)と約3週間、行動を共にしていたが、その男は樋田とは知らなかったという。

男は自分について来る樋田をうっとおしかったらしいが、2人で道の駅で野宿とかしていた。樋田は自転車旅行の2人組を装い、捜索の手を逃れるのが、目的だったようだ。

現実に道の駅の支配人には日本一周中の触れ込みで、こんな写真を撮ってもらった。結構、楽しかったようで1週間も滞在し、素潜りし牡蠣をとったりもしている。

支配人には『楽しかった。これからの人生の糧にします』みたいな置き手紙を書いているから、逃走中の楽しい思い出だったのかもしれない。

しかし気の毒なのはこの日本一周のオヤジだ。だれかに盗まれたあと、捨てられていた自転車に乗っていたとして、占有離脱仏横領容疑で逮捕された。

この逮捕は少し厳しすぎるのではないか。

府警、3000人×48日の捜索


樋田容疑者の所持金はたったの280円だった。腹が減って万引きしたようだから、その後、ひったくりなどは控えていたのかもしれない。他でも万引きはしていた。

大阪府警は土地勘のある大阪にいるとみて、連日3000人の警察官を捜索に駆り出していたが、また裏をかかれる結果に。一時は東京に潜伏しているとの話も出ていた。

樋田容疑者は楽しかった自転車旅行が終わったからか、移送中も機嫌が悪く、警察署でも完全黙秘らしい。強盗や強姦、さらに加重逃亡となれば、裁判では求刑20年コース。

もう逃げるなよ、逃がすなよ(笑)

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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