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横綱不在となってもドラマ満載だった大相撲初場所。御嶽海は凄かった

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稼勢の里の涙の引退に感動

今場所の相撲は見どころ満載だった。初日から3連敗した稼勢の里がついに引退。会見での『一片の悔いもありません』と涙を流したのは、心から感動した。
あの2年前の感動の優勝と引き換えに、彼は相撲生命を失ったんだと、改めて痛感、こちらも涙した。

無敵の白鵬、突然の3連敗に驚き

驚いたのは無敵と思われた白鵬がなんと10連勝したあとのまさかの3連敗。休場してしまったことだ。それでもまだ優勝の可能性も残されていたから、相当、体調が悪かったんだろう。

無敵白鵬、まさかの休場

勝負の世界は最後まで何が起こるか分からないと誰もが思ったのでは。

強過ぎる頃の白鵬は正直、あまり好きではなかったが、思わぬ負けを喫しても、相撲の真髄を掴んだかのような最近の白鵬は人間的余裕を感じていい。

3連敗目となった貴景勝に対しては『上手いね』と、話したように、例え格下の相手でも、キチンとリスペクトしている。

玉鷲優勝、休場から復帰した、御嶽海の大活躍

まさか優勝を34才玉鷲がするとは当初はだれも予想しなかったのでは?彼もモンゴル出身力士だ。白鵬や鶴竜、日馬富士に比べると出世は遅いが、最年長優勝は立派だ。

あと小結御嶽海にも驚いた。優勝を狙えるくらい好調な出足だったが6日目から休場。それが4日休んだ後の勝ち越し。
3横綱、2大関、さらに優勝した玉鷲、貴景勝にも勝っており、恐らく今場所、一番強かったのでは。
5日目のケガが本当にもったいない。

よく横綱や大関が休みがちだと低調な場所だと批判されるが、そんなことはない。それも勝負の世界の巡り合わせだから仕方がないだろう。
それよりそんな場所でチャンスをもぎ取り、突然、出世する関取がいるのが、楽しみだ。
ある意味、不在でも横綱が後進を育てる結果につながっている。

やはりことしの注目株は貴景勝と御嶽海だろう。
そして白鵬がオリンピックまで土俵を守り切るか。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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