この際、たばこを止めよう!
この際、喫煙者はたばこを止めたらどうだろう。新型コロナウイルスに感染すると肺炎になり、重症化すると取り返しのつかないことになる。
イタリアやフランスではすでに致死率は12〜13%にも及び、極めて恐ろしい『死に至る病い』だ。重症化すると死亡率はさらに高くなる。
そして感染した場合、喫煙者や元喫煙者は重症化するケースが高いようだ。世界の肺疾患の専門家らは禁煙を呼びかけるほか、たばこの製造元に対しても、製品の製造と販売の停止を呼び掛けている。

喫煙者はコロナ肺炎の重症化に繋がる
新型コロナウイルスに感染し恐ろしいのは、肺炎など重篤な呼吸器疾患を引き起こすことだ。このため、呼吸器に悪影響を及ぼす喫煙は当然、コロナの重症化に繋がるとみられている。
東京都医師会は先月、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐための"四項目のお願い"を公表したが、その中に『喫煙者はこの機会にぜひ禁煙を』との文言を加えた。

喫煙者の死亡率は吸わない人の3.2倍に
禁煙の呼びかけについて喫煙者は、重症化率2.2倍死亡率3.2倍との報告があるからだ。
4月からは受動喫煙防法も全面施行となる。『非喫煙者のためではなく、ご自身の身を守るためにもこの機会にぜひ禁煙を考えてください』と、同医師会は訴えた。
死者の70%が男性は、喫煙率の高さも関係?
菅義偉官房長官も記者会見で、新型コロナウイルスに関して『国内で感染者全体に占める男性の割合は約6割。亡くなった方に占める男性の割合は7割強だ』と説明した。
男性の感染率、死亡率が高いのは、糖尿病などの基礎疾患を持っている人が女性より多いのに加え、やはり男の喫煙率が女性に比べ圧倒的に高いとの、見方もあるようだ。
世界保健機関(WHO)も欧州での死者の約3分の2が男性だと報告している。
もりもとなおき