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母親が週刊誌で見つけ勧めた『今から間に合う大学』を拒否したあの日

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国立志願者に多い『第一志望は譲れない!』


国公立大学の前期二次試験も明日1日だけ。多くの大学学部ではきょうで終わったところも多い。
まあ、センターと違うんだからあまり自己採点などせず、終わった人はゆっくり家庭でくつろいでください。

受験ってどこでもいいという訳じゃなく、みんな目標や志望校があるから苦しいし大変なんだ。
どこかの予備校のキャッチコピーに『第一志望は譲れない』というのがあったが、受験生、とりわけ国公立志望の人はその傾向が強いと思う。

昔の合格発表は国立も私立もみんな掲示板に貼り出した。自分の番号がなかった時の絶望感…

貧しかった時代、国立しかダメ、浪人ダメの友人もいた

昔はまだ同級生の中にもそんなに豊かじゃない家庭も多かったから、親に『国立以外はダメ、浪人もダメ』と言われている友人は結構、いた。

なんとか旺文社の『蛍雪時代』の付録を参考に、そんな友人が合格しそうな国公立大学をみんなで探したものだ。

成績と相談したら、学部を問わなければそれでも入れそうな国立大学はあるもので、その代わり全国かなり遠方まで、旅立ったヤツもいた。
名古屋とか大都市の大学はむちゃくちゃ難しかったから。

その昔、母親がサンデー毎日で見つけた"まだ間に合う大学"

私なども大学には縁が薄く落ちまくりだった。現役の時も全てが終わり、河合塾入学を決めていたら母親がなんと『今からでも間に合う大学一覧』が掲載されたサンデー毎日を机上に(新聞広告で発見したようだ)。

聞いたことがないような大学が大半だったが、中になんと坊ちゃん大学で有名な東京の名門『成城大学』が。

成城のような名門がなぜ『今から間に合う』になっていたか定かではないが、かなり熱心に母親に説得されたのを未だに覚えている。恐らく私のような優秀でも縁の無かった受験生(爆)のために、若干名のニ次募集くらいしていたのかもしれない。

もし行ってたら人生は良い方向に進んだのは間違いない

もちろん、肌に合わないと抵抗したが、もし成城大学に進学してたら人生は間違いなく良い方向に変わっていたと思う。

もっとも偏差値的にはいけそうだったが当時、もし受けていたら恐らく落ちていたような気がする。

わが家ではその後、受験シーズンがくると、母親が残念そうに成城学園の話しをしていた。成城にいかせたかったのかもしれない。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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