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永遠の大女優ー吉永小百合さんはやはり凄いと思った

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その輝く存在は映画スターの代名詞だった


NHK『プロフェッショナル』で女優・吉永小百合さんをやっていた。われわれ世代は子どもの時からスターの代名詞で、今だって映画スター=吉永小百合さんだ。

団塊世代より上には熱烈なサユリストがたくさんいた。理知的で上品で俗っぽさのカケラもなく、どこまでも気高い女性だという印象は永遠に変わらない。

若い労働者は映画で吉永小百合を観ることが、働く糧だった

幼い時は浜田光夫や橋幸夫とのデュエット曲も忘れられない。
『寒い朝』や『いつでも夢を』はいまだたまにはYouTubeで聴いている。

初めて観た映画は小学生の時の『キューポラのある街』(浦山桐郎監督)だった。
埼玉県川口市の鋳物工場で働く若い労働者たちの青春群像を描いた映画だった。

NHKの番組の中で山田洋次郎監督は『吉永小百合は若い労働者たちの憧れだった。当時は働いたお金で吉永小百合の映画を観て、明日も頑張るゾと、皆んな思ったもんだ』と話していたが、そんな時代だった。

そしていつも相手役だった浜田光夫は若い労働者役が良く似合った。

あと『愛と死を見つめて』『青春の門』『動乱』などが私は印象に残る。

愛と…では骨肉腫のため早逝する大島美智子役。160万部のベストセラーになった実話小説だが、見事にこなした。

青春の門は主人公伊吹信ニの義母伊吹タエ役。
動乱では2.26事件の陸軍将校、高倉健の妻役を演じ話題となった。

高校中退も、早稲田大学は次席で卒業の才媛

多忙のため高校を卒業できなかったが、早稲田大学が『高校卒業以上』と認めたため第二文学部に入学、次席という好成績で卒業したのは凄い。

同じ頃に早稲田にいたタモリ記憶する話し、学食で吉永小百合がトーストを食べ、残して退席したあとは、残したトーストに男子学生が殺到したエピソードは有名だ。

近年は文化人としての政治的な発言も目を引く


NHKは最新映画の撮影風景を中心に、100日間も密着取材をして番組を作った。
どんな時も、役作りでピリピリしている時も、相手を気遣いきちんと取材に応じる姿勢も、やはり大女優なんだろう。

近年は憲法や原発の問題にもひとりの文化人として、きちんと発言するが、影響力のある人だけにその意味は大きい。

とても74才とは思えない美貌と可愛らしさ。まだまだお元気で映画に出て欲しいし、オピニオンリーダーのひとりとしても勇気ある発言を期待したい。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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