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沖縄と日米地位協定。見直し求む意見書を昔の徳島県議会が可決の秘密

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沖縄で思うこと。日米安保条約と日米地位協定


沖縄に来ている。那覇空港からクルマで約1時間の読谷村のホテルに泊まっている。われわれ世代は『沖縄』へのこだわりは強く、那覇に降り立っただけで熱い気持ちになってしまうから不思議だ。

ここにくると改めて日米地位協定の存在を強く意識する。上空を自由に飛来する米軍基地からの戦闘機やヘリコプター。11日、米軍嘉手納基地所属のF15が墜落したが、2日後、早くも訓練が再開したことが問題になっていた。

沖縄の女性が米軍関係者に殺められても、子どもがクルマにはねられ死亡しても、日米安保条約の中で定められた日米地位協定により、容疑者の身柄は引き渡さなければならないし、裁判にかけることもできない。

わが国の防衛は当然、日米安保条約が基軸になってきたし、そうあるべきと思う。しかし国家としての主体性を奪う不平等なこの地位協定だけは廃止すべきだと、強く思ってきた。


総務副委員長の時、地位協定を廃止すべきとの意見書を作成


実は私が徳島県議会議員に初当選した翌年の1994年度、総務委員会の副委員長を仰せつかっていた時だ。

那賀郡の山間部上空で超低空飛行訓練する米軍機に対し、地元からは『危険だし、騒音がたまらない。何とかして欲しい』の声が再三、寄せられていた。

このため議会では何度も政府に対して『米軍機の超低空飛行を中止するよう政府に求める意見書』を出しており、また同様のものを出すことに。

で、総務委員会で文案は副委員長の私に一任されたため、私は大きく踏み込んだ意見書を作ることを密かに決意。そして、、、

『超低空飛行訓練を中止すること。そのためには日米地位協定を見直すべき』との意見書をまとめた。


すんなり全員一致で可決!なんと朝日の社説に


当時いた最大会派の自民系会派の総会で、議会最終日に諮る意見書文案として報告したが全員"意義無し"と。

私ゃ"ホンマか⁈"と自分の耳を疑ったが異論は出ず、翌々日の本会議で全会一致で無事可決された。

しかしその翌日、議会自民系会派は大騒ぎに。朝日新聞が社会面でデカく取り上げたほか、何と社説に『徳島県議会が日米地位協定の見直しに言及した画期的な意見書。沖縄を除く全国都道府県議会で初めて』書かれたことに、びっくりしたためだ。

緊急の会派総会では保守的?なジーさん議員が『何で自民党からこんな意見書だしたんや!』と、私を責め立てる声多数。で、私も『冗談じゃない!文案もお渡しし、ちゃんと読み上げて諮ったら"了解!"って言ったやないですかか』と反論。ここで私の親分で元議長、県医師会長まで務めた大物、N先生が『森本君の言う通りや。これでええやないか!』で、落着した。

ある意味、大らかな時代でもありました。

今ではどうってことはない話

この時代は本当に画期的だった。沖縄に来るとこの若き議員時代のこの思い出が、熱く蘇る。

会派総会に諮る時、小さな声で早口で読んだのも思い出しました。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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