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沢尻エリカ被告は117倍だった。だれが裁判の傍聴席を求めるのか

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麻薬取締法違反の罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)の東京地裁での初公判・論告求刑公判の、傍聴席には、19の席に対し何と2229人が整理券を求めて列をつくり、抽選の結果、117.3倍という高い倍率となり、関心の高さを伺わせた。

整理券を求め長蛇の列ができた沢尻エリカ被告の初公判

マスコミが取材席確保に大量のアルバイトを動員

もっとも芸能人など、注目される裁判の傍聴席を求めるのはファンなど一般の人も多いが、マスコミが取材の席を確保するために、アルバイトを雇って並んでもらうケースが多い。

東京地裁であれば地裁記者クラブ加盟社のために記者席はあるが、週刊誌や雑誌には優先的な記者席はない。

このため一般傍聴席を何としても確保したいマスコミが、大量のアルバイトを動員したり、別の社員が整理券を求め並んでいる訳だ。

当然、記者クラブ加盟社も数は限られているため、さらに席を求めて司法担当以外の別の社員らが並ぶケースが多い。

芸能人の裁判なら高倍率はある意味、大物の裏返し

この列が長いほど、関心の高い裁判と言えるのは間違いなく、100倍を超えるケースはひじょうに少ない。
この日は東京地裁は同日午前、隣接する日比谷公園でリストバンド式の傍聴整理券を交付した。

過去最多はオウム麻原死刑囚の初公判で、何と256倍も

ちなみに東京地裁の刑事裁判で傍聴希望者が過去最も多かったのは、1996年4月24日に開かれたオウム真理教の松本智津夫死刑囚(当時54才=麻原彰晃)の初公判で、48の一般傍聴席に対し約256倍の1万2292人だった。

これに続くのは覚せい剤取締違反に問われたタレントの酒井法子さん(当時38才)の2009年10月26日の初公判。なんと6615人が整理券を求め長い列をつくるなど、人気のほどを示した。

沢尻エリカ被告の裁判では、同被告は起訴内容を認め、検察は懲役1年6月を求刑した。

沢尻被告は大河ドラマの取り直しを余儀なくされたことなどを謝罪。交友関係の見直しを約束するとともに「女優復帰は考えていません」と、芸能界から去ることを示唆した。判決公判は2月6日。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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