妻の参院議員河井案里氏の選挙違反疑惑で先日、法務大臣を辞任した河井衆院議員の乗った乗用車が、高速道路で60キロもの速度違反をしたが、大臣警護のため後続する警察車両が見逃していたことが物議をかもしている。

60キロの速度オーバーに警察は『かばいきれない』と警告
またしても週刊文春。
それによると10月5日、河井大臣は、北広島町で始まるイベントのため、急いで広島県内を移動していた。
その際、河井氏が運転手に急ぐように求め、制限速度80キロの高速道路を、60キロもオーバーする140キロで走行したというもの。
この際、大臣警護のための後続の警察車両から事務所に対し
「現在140キロで飛ばされていますが、このようなことをされたら、こちらとしてはかばいきれません。時間に余裕を持って、時間割を組んでください」
と電話を入れたようだ。
この内容を事務所が河井大臣のクルマにLINEで伝えていたが、このLINE内容を文春が元秘書から手に入れたようだ。
いくら大臣車両でも、こんな酷い違反を見逃していいのか⁈
広島県警は違反キップを切るのが当然だが、もし言ったのなら『かばいきれません』の文言は最悪だったのでは。
日本の道路交通法は国内の全ての人に適用され、例外はない。大臣が乗るクルマだから60kオーバーが許されたとしたら、これは由々しき問題だ。警察に違反をかばう対象はないはずだ。
ましてや法の番人のトップに立つ法務大臣が乗ったクルマでの秘書の違反となれば、かなり大きな問題だ。
結局、その場でクルマに停止を求め違反処理をしなかったということは、かばうどころか黙認したことになる。
本来なら運転手は一発で免停の違反だった
50キロ以上の速度超過は一発で免停で、6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金。
警護についていた広島県警の後続車両は、河井氏の車を追いかけつつ、事務所に注意を促す電話を入れたのみだった。
大臣、いや普通の政治家かなら後続の警察車両に気遣いし、こんな酷いスピード違反は犯さない。慢心と言われて当然だ。
もりもと なおき