河井克行・案里氏を見て感じた日本の政治家への絶望感
自分たちの広島市内の事務所が家宅捜索され、やっとテレビカメラの前に現れた河井克行、案里両氏を見て、今の日本の政治家の質の低さ、悪さ、イタさを痛いほど感じた。
そしてこうした連中を育て、甘やかしてしまったのは、他ならぬわれわれ有権者であることも改めて感じている。もちろん河井夫婦の選挙区広島に限ったものではなく、日本の政治風土としてだ。
この2人が登場したのはなんと2か月半ぶりだ。ダンナは赤坂の衆院宿舎前。嫁はんは麹町の参院宿舎前。自分らの疑惑について『説明責任を果たす』といいながらこの間、行方不明状態となっていた。

『捜査中だから何も言えない』と言う為にわざわざ出て来た?
遅まきながら広島地検がほとんど意味のない事務所の家宅捜索を行うと、待ってましたとばかりにテレビカメラの前に。
そして言うに事欠き『今は捜査中。捜査に全面協力しているので何も喋れない』と、疑惑については言い訳も含め何一つ言葉にしなかった。
案里氏が議員を辞めないのは『日本を変えたいから』だとさ
そして離党や議員辞職については夫婦とも『考えていない』と。案里氏に至っては辞職しない理由を問われ、『日本を変えたいから』との返答には腰が抜けそうになった。
河井案里氏はほとんど半泣きで取材に応じていたが、取材を終えて議員宿舎の建物の中に入ると、秘書?のような人物と言葉を交わし満面の笑顔に。テレビカメラにしっかりと捉えられた。あり得ない。


夫婦で別々の議員宿舎?
ところで新たな疑問が。2人はそれぞれ衆院議員宿舎、参院議員宿舎の玄関に出て取材に応じたが、まさか夫婦なのに別々に宿舎を借りているのか?
衆院、参院と所属は違うが、宿舎まで2戸前という、そんな贅沢なことはいくらなんでもないと思うが…
2人の家宅捜索は河井案里陣営が昨年7月の参院選で、車上運動員らに違法な報酬を支払っていたとされる疑惑。克行氏は運動員の手配などの疑惑が持たれている。
克行氏が公選法違反で起訴され有罪となれば本人は5年ほどの公民権停止、案里氏には連座制が適用されることとなり失職する。
もりもと なおき