和服姿でいつも凛とした田中法大総長の存在感
法政大学田中優子総長はほぼ同世代なので昔から注目してきた。江戸の研究家らしく昔から着物姿が多く、いつも凛として魅力的な学者だ。
最近はTBSテレビ日曜日朝のサンデーモーニングのレギュラーでの毅然とした発言に、シンパシーを感じている。
田中優子総長
2014年、彼女が法政大学総長に就任した時、"法政は昔から泥くさい硬派のイメージで女子が少なかったが、これからこの大学は伸びるだろうな"と、私なりに確信したものだ。
やはり私の予想通りの展開となっている。今、一番、勢いのある大学といわれている。
就任以来、新しい先進的な学部の創設やカリキュラム、美しいキャンパスなど、田中総長の改革は進み、今、一番勢いのある大学らしい。
そしてメディアでの田中総長のリベラルな発言も、受験生の好感度が高い。
受験生の総数もトップクラスで、明治大学と並び、女子に最も人気のある大学のひとつとなっている。
間違いなく田中総長効果だろう。
素晴らしい環境のキャンパス
大学の人気度示す実志願者数で法政がトップに
AERA編集部によるとこの春、法政大学は実質志願者が全国トップとなった。
各大学が公表しているのはのべ志願者数で、例えば1人の受験生が同じ大学の3つの学部・学科を併願した場合、志願者数は3人となる。
これに対して実志願者数は、1人の受験生がいくつ併願しても、1人と数えるからその大学の人気度がわかるわけだ。
結果、1位は法政大で約5万7千人。昨年はわずかな差で1位だった明治は5万5千人、3位は早稲田で約5万1千人だった。
ちなみに延べ志願者数なら15万4千人でトップだった近畿大学は実志願者数は約3万人で12位だった。
法政大学田中総長の存在は、リーダーひとりのリーダーシップで組織生まれ変わることを如実に示した。
国も自治体も会社もリーダーによって良くも悪くもなる。
もりもと なおき