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泣き寝入りしないことを宣告する痴漢撃退バッジ。良いアイデアだ

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痴漢には恐怖で声の出ない女性は多い

昔、京王線の中で一度だけ痴漢を目撃したことがある。
ドアの隅に若い女性が立ち、後ろから若い男が体を密着というより、下半身を押し付けている。
最初はカップルだと思い、何も電車の中で…と思ったがどうも様子が変だ。そのうち女性が泣き出した。
それでも男は頬を近づけ、手は下の方でゴソゴソしている。

これは間違いなく痴漢だと思い近づいて『女の子が嫌がっとるやないか!ええ加減にさらせや!』と、箱全体に響き渡る声で。

1〜2分で仙川という駅に着いたら男は一目散に逃げてしまった。

何故、関西弁になったかはわからない。これが標準語なら『女の子が嫌がってますよ。もうやめてあげてください』ではあまりに迫力がなかっただろう。
女の子は最低、数分間、いたずらされていたが、恐怖で声もでなかったんだと思う。

痴漢に『泣き寝入りしないぞ!』と伝える缶バッジ

痴漢被害に遭った時、直ぐに周辺に知らせたら良いのは分かっていても、怖くて声が出ない女性は多い。

なんとか知らせる方法があれば良いが、なんと痴漢撃退の缶バッジが大阪を中心に静かに広がっているという。

元々、痴漢被害に悩んていた東京の女子高生と母親が「痴漢は犯罪」「泣き寝入りしない」と書かれた自作のプレート考案。通学かばんにつけ、被害には遭わなくなった。

母娘の大阪の知人らがこれにヒントを得て、さらに『痴漢抑止バッジ』として考案。
普及させるため、デザイナー志望の学生らから広くデザインを公募し、3年前から商品化しているとか。

 

大阪から東京へも広がれば

写真を見る限り、セミプロが描いた絵や文字は分かりやすく、つけていたら目立ちそうだ。
「私たちは泣き寝入りしません」「痴漢は犯罪です」など多種多様。警察官のイラストまで描かれているから、卑劣な痴漢は躊躇しそうだ。
缶バッジは1個500円で大阪のメトロの駅売店で売っている。

じわじわと普及しているというが、東京でも広がれば、痴漢の抑止力になるかも。
あといつも思っていたが、痴漢被害に遭った時に吹くホイッスルとか、防犯ブザーなども車内で遠慮なく使ってもいいと思うが、どうだろう。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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