元監督織田さんが宮原や紀平育てた濱田コーチをモラハラで提訴
失礼ながら残念な感じしか受けなかった。先日の元関西大学スケート部監督でプロスケーターの、織田信成氏(32)のモラハラ記者会見だった。
織田氏がモラハラで訴えた相手は同部コーチで女子アイススケートフィギュアで今をときめく紀平梨花や宮原知子、本田真凛の育ての親の濱田美栄さん(60)。
濱田さんは指導者として極めて評価の高い人だ。正直、織田さん、相手が悪いな。大丈夫なんだろうかと、少し心配になった。
だからなのか、関大もスケート界も白けているようだが、織田信成君、勝ち目はあるのだろうか。
そして関大はやっと調査結果を発表したが、織田さんの言い分とは相反する、織田さんにとってはかなり厳しいものだった。

監督がコーチに冷たくされた精神的苦痛はモラハラか⁈
訴えによると織田さんは関西大学アイススケート部の監督だった2017年2月~2019年9月、同部の浜田美栄コーチからモラルハラスメントを受けたとして1100万円の損害賠償を求め、提訴した。
このモラハラ事件でおや?と思った人は多いのでは。
何故なら織田さんは関大監督、濱田さんはコーチ。普通の上下関係なら当然、監督が上。下が上に対してパワハラは成り立たない。このため、モラハラでの提訴になったのだろうか。
織田さんは会見で、濱田コーチの織田さんに対する言動や態度などによって精神的苦痛を受けたーという。
具体的には無視をされた、陰口を言われた、高圧的な態度を取られたーなどを挙げた。
織田さん会見でも涙ぐんでいたから、相当、悔しい思いをしたのかもしれない。
しかし関大という組織内で指導者同士のこうしたトラブルを世間に晒すのはどういったものか。

シーズン本番、訴訟が選手たちに悪影響ないように
織田さんと濱田コーチ、年齢的な開きは28もあるが立場は織田さんが上だ。自分だけの問題として対処できなかったんだろうかとの疑問は湧く。
そして選手たちにとってシーズン本番の大切な時期だ。選手を動揺させるのは織田さんも本意ではないだろう。
また指導者としてのキャリア、力量は遥かに濱田コーチが上だ。
逆に濱田コーチのプライドをくすぐりながら、上手くやれなかったんだろうかとも思う。
メソメソ涙ぐんでの会見はとても織田信長の末裔とは思えなかった。訴訟の行方が注目される。
もりもと なおき