政治家の税金に関する口利きはご法度だ。本当なら即刻、辞職事案
旧大蔵官僚、財務官僚OBが一番してはならないこと。
それは後輩や同僚がいる古巣のひとつ国税庁に依頼し、自分の知人の税金を緩くしてもらったり、ちょろまかす口利きをすることだとその昔、聞いたことがある。
もしこんなことがまかり通ったら、日本の納税システムは崩壊するし、真面目に納税してる者はたまったもんじゃない。
そしてそんな不埒なことをするのが政治家だったら、何をかいわんや。即刻辞職に値するし、謝礼(賄賂)でも受け取っていたらあっせん利得罪として警察、検察の完璧な逮捕事案だ。
片山センセイ、なぜ説明責任果たさない
前置きが長くなったが、週刊文春で国税庁への"口利き疑惑"のスキャンダルを書かれ、名誉毀損で訴える準備をしていると、カリカリしているのが地方創生担当大臣の片山さつきセンセイだ。
元大蔵官僚、天下の才女だ。『片山センセイに限り、パワハラはしてもこんな犯罪は犯すはずはない』と、思っている国民はどのくらいいるんだろう?
いやしくも現職大臣だ。文春に書かれたことについてきちんと説明責任を果たさなければならない。官房長官もご本人から説明があるだろうと言っていた。
記者が説明を求めたことに対し、名誉毀損で提訴するから、もう細かな説明はできない、しないでは、政治家はつとまらない。提訴も結構だが、政治家はまず国民への説明責任の方がそれより遥かに重い。
内容が『事実誤認かつ不正確』と言うならばなおさらだろう、普通は。私ならアタマにきて説明しまくるが。
『100万円なんて高いものじゃない…』ホントに言ってたらアウト
週刊文春は一昨年からこの取材を続けていたらしく、まさに満を持しての報道と言われる。
「じゃあやっておきますよ。任せてもらえれば、大した問題じゃないから」
「うまくいったら、百万円なんて決して高いものじゃないわよね」
ウソか誠か金銭授受に関して片山センセイ本人が相手にこんな返答をしていることも証言されている。
文春報道は極めて詳細だし、100万円振り込みの証拠物件も存在するという。名誉毀損はこれら全てを、虚偽であることを自ら立証しなければならない。
もりもと なおき