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玉城勝利で、安倍一強終焉に向かう⁈ 過ぎたるは及ばざるが如し

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カチャーシーで安倍一強の終焉見えた?


沖縄の選挙って選挙の大小に関わらず、勝って万歳三唱したら突然、候補者がカチャーシーを踊り出すのには毎回、見てるこちらも顔が微笑んでしまう。カチャーシーで喜びと感謝を表すのは、どうもお約束みたいですね。

徳島も県民の骨の髄まで染み込んだ阿波踊りがあるんだから、誰かやってみたらいいと、ふと思った。

国政や知事選挙クラスならNHKでチラッとでも全国中継があるから、徳島のPRになること請け合いだ。

さて、昨夜、当選した玉城デニーさんの喜びのカチャーシーを見て、安倍一強の終焉が少し見えたのは、私だけだろうか。

反対する者は例え仲間でも全力で潰しにいく。先の総裁選挙でもその力を見せつけてきた強大な自民党、というより安倍政権が、ちっぽけな、ずっと権力で押さえつけてきた沖縄の人々に、簡単に負けてしまった。

安倍さんは『しょうがないね』と、感想を漏らしたというが、恐らく惨敗の予想は耳に入っていたはずだ。

権力で人の心は動かせない


10日前の世論調査で、いわゆる支持政党無しの無党派の70%が玉城支持のデータを見て、何があっても圧勝は見て取れた。今の日本は"支持政党無しが第1党"だから当然だ。この結果が沖縄の声だった。

玉城氏は米軍普天間飛行場の辺野古への移設を明確に反対し、選挙を戦った。政府は選挙結果に関わらず移設を進める方針だが、新県政は県民投票を行い県民の是非を問うなど徹底抗戦の構え。さらに難航は必至だ。

故翁長知事は全国知事会に働きかけ、長年、沖縄の人々を苦しめてきた日米地位協定の見直しを、全国知事会として正式に政府に申し入れることができた。

同じ敗戦国のドイツやイタリアが、とっくにアメリカとのこの不平等条約を撤廃しているのを見ても、いかに日本の政府は沖縄を軽んじてきたかがわかる。

今後、翁長さんにした以上に、安倍政権は沖縄への圧力を加えることが予想されるが、安倍一強に危機感を募らせている多くの国民が注視しているのも、政権は忘れてはならない。

安倍一強、失速に向かう⁈


石破さんに党員投票で45%も獲られたこと。安倍総理が後ろ盾で国会議員になれた杉田水脈というとんでもない議員の、大手出版社を巻き込んだトラブル。こうした問題はボディーブローのように効いてくる。

こんな状況の中で、悲願という憲法改正の発議はできるのか。来春の統一地方選挙、そして夏の参院選挙は乗り切れるのか。次第に求心力は落ちるだろう。

玉城デニーの圧勝は、思った以上に安倍一強を失速させそうだ。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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