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生き辛い時代だからこそ、挑戦する値打ちはある

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『楽な時代より生き辛い時代の方が、社会で勝負するには相応しい』


来春、卒業の大学生の就職活動がスタートした。希望の企業を目指し、厳しい就活が続くが、苦労して入った大企業でも簡単に辞め、また違う会社へ転職するのが最近の傾向だ。

外資系投資銀行やコンサルティングファームで働いてきた娘の話しを聞くと、東京のビジネスの世界は、良い条件(特に年俸)を求めて転職が普通のようだ。
とりわけ外資系はヘッドハンティング含め、それが当たり前らしい。

終身雇用が日本の経済と社会を支えてきたと信じてきた昭和な私などは、なかなか想像ができない。

一時、ゴールドマンサックスなど外資系投資銀行が東大生ら優秀な大学生の人気職種No.1と聞き、これからの日本大丈夫かと思ったものだ。
しかし外資への若いサラリーマンの志向は強く、金融だけじゃなくメーカーの技術職も含め、人材流出は知らない間に急激に進んでいる。

転職といえばよく相談されるのが40才前の連中が多い。男が『このままでいいんだろうか?』って考える頃かもしれない。
しかし大半はまだ子育ての真っ最中。いろんなしがらみを考えて外に飛び出すのを躊躇してしまうのだが、止まらないケースも多い。

私は38才の頃、好きな外勤記者から内勤に変わった。仕事について人生についていろんな思いが募り、記者は卒業と決意。その翌年、秋の県議会議員補欠選挙に出馬するため、3月に退社した。

子どもたちは2人ともまだ幼稚園。大海に小舟を漕ぎ出す心細さはあった。
大樹というほどではない田舎新聞だが、90年代初め、私の年収は30代後半ですでに大台を超えていたから、かなり安定した職場ではあった。
でも一本どっこで生きることに魅力を感じてしまったのだ。

決心してしまうと性格的にもう引き返せない。会社のだれにも相談はしなかった。引き止められるのは分かっていたから。

私の場合その選択は良かったのかどうかは分からない。しかし全く後悔はなかったし、今もない。
選挙を繰り返すことはサラリーマンでは想像できない苦しさはあった。

でも新しい道で学んだことや、新しい人間関係で刺激を受けること、人脈が格段に大きく広がったからだ。

コロナ禍でどんな仕事をしていても大変な状況だ。現状を変えようと考えている40才くらいは多いと思う。

生きることに楽な時代より、しんどい時代の方が、勝負するには相応しいかもしれない。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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