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田中角栄元首相、生誕100年。今、あの良き時代を思う

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田中角栄元首相が生きていたらちょうど100才とか。地元新潟で娘の田中真紀子さんが催した生誕100年祭の小さなニュースを見つけた。

田中角栄の時代は良かったか⁈


一時は今太閤と呼ばれ権力を欲しいままにしても、ロッキード事件で被告となって以降は、不幸な人生だったと思う。

金権政治の権化のように言われ、批判も凄かったが、自民党政治史の中では極めてリベラル。右派勢力の激しい反対の中、日中国交回復を成し遂げた。

自民党の本流はリベラルだった


その証左に角さんの盟友だったり、側近だったり、重用した政治家、例えば大平正芳、後藤田正晴、野中広務、小沢一郎…いずれも超大物だが、その時代、党内きってのリベラルな政治家だったと思う。集団的自衛権の行使についても憲法上、許されないと、国会答弁した。

思い出深い砂防会館。政治に躍動感ある時代だった


総理になったのは私の予備校時代、ロッキード事件で失脚したのは学生時代。ちょうど通信社の政治部でバイトをしていた時代と重なるから、思い出も多い。

田中派木曜クラブや田中事務所があり、自民党派閥政治の舞台となった国会近くの砂防会館にもちょくちょくお使いに出かけたことも。

当時"越山会の女王"と呼ばれ、普通の政治家何十人分の力があった佐藤昭さんの姿を見ることもあった。

角さんは外の奥さんとの間に2人の息子がいたが、下の息子さんは、大学で同じ学部、学年だった。

彼と同じ高校だった友人に、大学のラウンジで教えてもらったのを覚えている。

逮捕、釈放直後の角さんのコメント、さらに総理辞職の角さんのコメントの印刷物をいただきに私が砂防会館に走ったこともあった。

今、田中角栄ブームとか


角さんの関連の書籍が出され、若い人を中心に売れている。

良きにつけ悪しきにつけ、政治に力と躍動感のある時代だったから、そんな時代と政治家にみんな、憧れがあるのかも。

政治も自民党もずいぶんと変わってしまったなと、感じる。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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