最近、若いカップルが食事をした後の支払いで、割り勘をする光景をよく見かける。自分は実にこれまでの人生で、女性とは割り勘をしたことが一度も経験がないので、不思議な感じだ。(ご招待された時は遠慮なくご馳走になりますが…)
男は割り勘するな⁈
そんな訳で息子には「女の子や後輩とお茶や食事する時は、絶対割り勘はあかん。無理してでも奢るように」と教育したし、娘にはその逆を。
「女の子と割り勘するような男はダメすぎ。次から絶対、付き合わないように」とか言い含めてきた。
2人とも守っているようです(笑)もっとも娘は逆に自分より収入が低い相手には男でもしわっと奢る、男前なところを見せることもあるようですが(笑)
男は無理も必要?
私などは、学生時代は本当に貧しい生活でした。女の子とデートする前はバイトに拍車をかけ、見栄を張ってちょっとハイソな店に誘ったもんです。
だいたい当時は、地方から東京の大学などに出て来てる女の子は、地元へ帰ればお嬢さまが大半。僕らより何倍もお金を持ってたから、なんか矛盾してるなぁ…と思いながらも、こちらが出してました。
男女平等なら割り勘?
このところいろんなセクハラ問題を巡る関係者対応の悪さ、相撲の土俵に女性が上がる云々の問題などで、改めて男女の在り方が問われています。
そんな中で男が当然のように女性に食事を奢る、お酒を奢るという行為はどうなんだろうかとの考えも、出てきたようです。
例えばレディーファーストの国フランス。ここではビジネスや普通の友人同士はもちろん、恋人同士でも割り勘のケースが多い。女性側が男性に割り勘を求めるという。
これは長年の男女平等主義、男女同権主義に裏付けられたもので、割り勘は文化になっているようです。
それとやはり女が男に奢られるのは、女性にとって居心地の悪さがある。割り勘にした方が、男女の関係において金銭的貸し借りに似た圧力を感じないでいられると、思っている人が多いようです。
息子には『カネが無くても女の子に1円も出させないのが、男の子の心意気』
娘には『そんな普通の心意気のある男と付き合え。割り勘男は出世しない!』との教育は、やはり男女平等主義に反するのだろうか??
娘は『お父さんの言う通り』と言ってくれてますが…
もりもと なおき