不良のカッコ良さの極致だった
男が惚れる男とはショーケンみたいな人を言うんだろう。
グループサウンズと全共闘は団塊のエネルギーの象徴。そのGSの代表がザ・テンプターズのショーケンと、ザ・タイガースのジュリーこと沢田研二。
人気は二分し、何かと比較はされたが、共通してるのは不良ということだった。
しかし沢田研二は京都の進学校だから、やはりショーケンの方が不良度は上だったかもしれない。
全共闘はやはり日大全共闘議長秋田明大議長。それに東大全共闘山本義隆議長だろう。山本議長はノーベル物理学賞を狙える頭脳と言われながら、学生運動家の道を選んでしまった。
女にモテるのは母性本能をくすぐるから?
これらの人、特にショーケンや秋田議長に共通するのは破滅的な生き方だ。
私も2人みたいな破滅的な生き方を夢想したこともあるが、こじんまりまとまってしまった。
柄ではないんだろうね。
不良がなぜ女にモテるのか。それは萩原健一が体現していた。いい女は危なかしい男に母性本能をくすぐるのかもしれない。
『太陽にほえろ』で共演したのが、私の自慢だ(撮影現場で会った訳ではない。エキストラで屋台のラーメンを食べただけのワンシーンだが…)
約束、太陽にほえろ、前略おふくろ様、傷だらけの天使、影武者…いろんな役をこなしたが、全て話題になったのも凄い。
大麻、飲酒運転、恐喝未遂…4度の逮捕。大麻で引っ張られる時、妻だったいしだあゆみが見送っだが、まるで映画の1シーンのようだったとか。
スナックやラウンジで好きな女の子ができたら、必ずショーケンの『お前に惚れた』を歌った。
心が通じなかっのは、私が不良じゃなかったからだ。
長寿のショーケンは想像できなかったが、やはり早かった(涙)
もりもと なおき