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男は負け承知でも闘わなきゃならぬ時がある。惨敗覚悟、石破の闘い

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全共闘も楯の会も闘いの前に口づさんだ唐獅子牡丹

東大安田講堂に立て篭り、6000人の機動隊に取り囲まれ催涙弾や容赦ない放水を浴びた全共闘の学生たちは、バリケードの中で高倉健の『唐獅子牡丹』を歌い、折れそうな自身の心を鼓舞した。

壮絶な闘いを繰り広げた安田講堂攻防戦

そして自衛隊に決起を促すため、自衛隊市ヶ谷駐屯地に向かう三島由紀夫先生や森田必勝先輩(ともに自決)ら楯の会のメンバーも、クルマの中でまた健さんのこの歌を歌ったといわれる。

切なくも男の心を鼓舞する健さんの『唐獅子牡丹』

高倉健主演の昭和残俠伝シリーズを知っているだろうか。
最後、高倉健うたう唐獅子牡丹が流れる中、長ドスを提げた高倉健が、雪の中、傘をさしかける池部良とともに成敗する悪党らの元に向かう。

3番のラストの歌詞が胸を打つ。全共闘の学生や楯の会のメンバーは自身の気持ちをこの歌詞に投影したのかもしれない。

やがて夜明けのくるそれまでは

意地で支える夢ひとつ

背中で呼んでる唐獅子牡丹

党員投票回避は石破潰しで、早々と菅総理が確定

ポスト安倍を決める自民党総裁選がスタートした。1日、石破茂と岸田文雄が立候補の記者会見をした。そして本命菅義偉は2日に出馬に表明した。

勝敗はすでに決している。菅には安倍首相の細田派、二階派、麻生派、竹下派、石原派、多くの無派閥議員がついた。要するに石破、岸田両派以外、全部ついたのだ。
今回の総裁選は安倍首相の突然の辞任表明。政治に空白をつくれないと、全国の自民党員の党員投票を回避した。これは程のいい石破外しと誰もがみる。

男は負けると分かっていても闘わなきゃならぬ時がある

この1年、全国紙の世論調査では、ずっと石破がトップを走ってきた。党員投票をしたら国会議員票が劣勢でも流れが変わり石破が総裁選で勝つ可能性がある。石破を酷く嫌う安倍、麻生らの思惑が党員投票を回避させたのは誰でも分かる。

この時点で石破が総裁選で勝つ可能性は100%なくなった。石破は断念か?の声も聞こえたが、やはり出る。

負ける戦いに挑む石破茂


男は負けると分かっていても大義があれば闘わなきゃならない時があるんだ。石破は菅に惨敗するだろうけど、その結果を見て国民がどう思うか。これが『石破茂の議』なんだろう。

石破の背中から僕ら世代は『唐獅子牡丹』が聞こえる。スクリーンの健さんにしたように石破にも『よーしっ!』と掛け声をかけたい。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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