昔から芸能人がたくさん学んでいる東京の堀越学園高校に、いまだ男女交際を禁止する校則があることに驚いた。

そしてその校則が時には適用され、女性徒が退学に追い込まれていることにもっとびっくりした。
この女性徒が学校を訴え損害賠償を求めていたが、昨日、東京地裁の判決があり、女性徒が勝訴した。
訴えによると、堀越高は校則で"特定の男女間の交際は、生徒の本分と照らし合わせて禁止する"と規定されていた。
この女生徒は3年生だった2019年11月、担任から同級生と交際しているのではないかと問いただされ、交際を認めると校長から自主退学勧告を受け、その後に退学した。
担任からは性交渉の有無なども聞かれたとしている(自分が担任でも聞いたと思う汗)

服装、髪型などとんでもない校則が社会問題化しているが、男女交際についてはっきり禁止を定めている学校はまだあるんだろうか。
半世紀も前でも、もちろんうちの高校はなかった。といっても交際しているカップルそのものが、殆どいなかったのだ。
他のクラスの友人のAは、うちのクラスの女性徒と付き合っているのを皆んな知っていた。放課後、どこまでいってるのかチェックをしたものだ。
ある日ついに"最後まで"いったと聞き、取り囲んで話しを聞いたが、皆んなまだまだチェリーボーイズだ。細部まで質問攻めにしたのを覚えている。
彼ら2人の初キスは名古屋白川公園の植え込みの影…初エッチは納屋橋のいわゆる連れ込みホテルだった…との話しは、いまだにはっきりと覚えている。
『女の子があんなに温かく柔らかだとは…』と言っていたが、われわれにはまだ未知の世界だった。
自分のクラスの女子だけに妙に生々しく、翌日、彼女の顔を見るのが何故か照れ臭かった。
しかし堀越みたいな校則があったら、この2人は即、退学だったな。
(半世紀より遥か前、"舟木一夫・高校3年生"の時代の方が、堀越学園より解放的だったゾ)
もりもとなおき