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町議会無投票当選者が任期初日に議員辞職という不可解

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議員なり手不足、ついにここまで

しかし、こんなことは過去に前例がないようだ。ことしの統一地方選挙では全国の県議会議員選挙と、田舎の町村議会議員選挙で無投票当選が相次いだが、長野県辰野町で無投票当選した町議会議員が任期初日になんと辞職してしまった。

 

元々、定員14人よりひとり少ない無投票当選だったが、さらに定数を2も割り込んでの議会のスタートとなる。

先月16日に告示され、その日に無投票当選。任期初日の30日に議長代理に辞職願を提出、受理された。
任期に入っていたので1日分の報酬7567円が発生したが、この議員は町役場に寄付するという。

親戚や地元に相談しなかったが理由?

この人は定員割れとの話に急きょ立候補したが、『地域や親戚から理解を得ておらず、議員活動は困難と判断した』としているが、親戚や地元の理解がないと議員活動はできないんだろうか?
この理由も良く理解できなかったが、結局、出馬にあたり地元と親戚に相談しなかったと、言うことだろうか。
同町議会は1947年の町制施行以来、初は町議会選挙の無投票だった。

地方選挙の候補者不足は道府県議選と小さな町村議会選で顕著になってきたが、辰野町議会のケースはそうした傾向を際立たせた。

都市部の市議、区議選挙は激戦だった

一方で都市部の市議会議員選挙や東京特別区の区議会議員選挙は、定数を大きくオーバーするケースが多く、この春も相当な激戦となった。

この傾向は都道府県議選より選挙に費用がかからないイメージがあり、獲得票も少なくて当選する。さらに議員報酬も900万円台など、専業でやっていけるだけの報酬があるーなどだろう。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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