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病と闘う力をくれたサザン桑田の『ya ya〜あの時代を忘れない』

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末期がんの宣告を受け、もうそんなには生きられないんじゃないかと覚悟していた頃は、毎日、エッセイで自分の人生を振り返り、ずっと音楽を聴いていた。

毎日、拓郎やらユーミンやらかぐや姫、伊勢の正やんや猫、サザンはもちろん、クラッシックから昔のアイドルまで、聴きたい歌はYouTubeで検索し、全て聴いていた。
生きている限りはモチベーションを下げたくなかったからだ。

その中で聴きながらなぜか涙が溢れてきた歌があった。
サザン桑田佳祐が歌う
『Ya Ya 〜あの時代(とき)を忘れない』だった。

ああ、もうあの頃のことは夢の中へ
知らぬ間に遠くyears go by ♫

戻れるなら in my life again
目に浮かぶのは Better days ♫
忘られぬ日々よ

それまで実は簡単に死を受け入れてしまった自分がいた。でもなぜかこの歌を久方ぶりに聴いたあと、『まだ死にたくねーな』との強い思いが湧いてきたのだ。
in my life again‼️

小中高時代の友だちのこと。好きになった女の子のこと。初めて早稲田のキャンパスを訪れた日のこと…

猛烈に仕事をし先輩たちと毎晩、遊んだ日のこと。特ダネが紙面を飾った日のこと…
妻との結婚式と新婚旅行。子どもが産まれてくるのを深夜、産院の廊下で1人で待ち、中から産声が聞こえた日のこと…

そして昨年5月の癌告知…

良いことも悪いことも全て僕の人生であり、全て忘れられない素晴らしい時間だった。

そしてこの歌を聴いて思ったのは、"このままわずか半年でこの人生に終止符は打ちたくないなぁ"ということだった。

苦しい闘病でももっと生きて、今この時をまた良い思い出にしたい…と。
癌への闘争心が湧き上がった歌だった。

そして僕は今、元気だ。告知から1年半、なぜか不思議に良いことがたくさん起こっている。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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