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病床で知った阿波晩茶のチカラ

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『阿波晩茶との出会いはサハラ砂漠でオアシスだった』

まさに命の水ー。
5月末、抗がん剤の副作用が酷く、大学病院のICUに運ばれたが、その日から15日間、ほぼ点滴のみの治療が続いた。

元々、糖尿なので各種点滴液で異常に血糖値が上がり、ジュースやポカリは止められていた。
しかし冷水や緑茶もむちゃくちゃ不味い。抗がん剤の副作用で味覚障害が最悪の状態の時だったからだ。

そんな時、友人の目黒美和さんが『これ飲んでみて。身体にいいけん』と、看護師詰所に自家製の阿波晩茶を差し入れしてくれた。


正直、大好きな『おーいお茶』も飲めなかったから、実は最初は無理かなと、思った。
しかしどうだ。ひと口飲んで救われたと思った。あの香り、クセのある味が完全に味覚障害を封じ込めてくれたじゃないか。
そんな訳で慢性的に喉が乾いていたから、一気に500ccを飲み干した。
実に美味かった。

この一番苦しかった入院の20日間、目黒さんは10数本は届けてくれたんじゃなかろうか。感謝しても仕切れないほどだ。

阿波晩茶については徳島の絵本作家原田剛さんがPRを続けている。若き日はタウン紙『あわわ』編集長としてこの小さな徳島であり得ない部数を誇らせた人だ。

徳島ラーメンを人気ラーメンに押し上げたのはあまりに有名だが、絵本も"なすび"以来、ベストセラーを続ける。
こんな名プロデューサーが惚れ込み手がけてる阿波晩茶だ。私は全国的にそのうちブームになるとみる。


ぜひ全国のデカい病院のコンビニに並べ、患者を救ってあげて欲しい。
病人に阿波晩茶。目黒美和が道筋をつけたのも忘れない。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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