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発売終了となる森永チョコフレークと、放課後の図書室の思い出

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発売から50年。発売終了するチョコフレーク

長い間、お馴染みだったお菓子がなくなるのは寂しいものだ。森永製菓がチョコフレークの製造販売を終了するとのニュースが、ファンに衝撃を与えているという。

 

ひとつの斜陽製品ではあると思っていたが、製造開始からなんと50年とか。パッケージこそ変わってきたが、コーンフレークにチョコをまぶした中身は変わることはない普遍的なお菓子だったから、なくなるのはやはり残念だ。

手にチョコが付き、スマホが触れない?

メーカーの製造終了説明は、チョコフレークのコンセプトは、テレビを見ながら食べる…だった。しかし最近はスマホを操作しながら。手が溶けたチョコでベタつきスマホの操作に支障が出るため、次第に敬遠されはじめたためとか。いかにも今の時代背景だなと思う。

初代製品のCMは英国のモデルでミニスカートの女王と言われたツィッギーだった。折れそうな細い身体でコーンフレークの箱を振りながら、"チョコ  フレーク、チョコ  フレーク"と踊っていたのを思い出す。

 

女生徒と図書室で食べた放課後

私は発売当時から大好きだった。今だにコンビニで見つけると買うし、なぜかチョコフレークは青春の味がする。
高校時代、放課後の図書室でよくひとりの女生徒と話しをした。彼女がよく持っていたのが、箱入りのチョコフレーク。

これを食べながら、クラスのことや読書、進学の話しをしたことを思い出す。窓から見えた夕日はずいぶん、赤かったことも。
私はチョコフレークにこんな思い出があるが、向こうは覚えているのだろうか。『たまにはこんな本も読みなさい』と、サン・テグジュペリの『星の王子様』をくれたのも、この女生徒だった。

来年の夏までは製造するらしいから、今のうちに食べたいと思う。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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