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皆んなが泊まっていた鈴木のマー坊の四畳半アパート

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学生時代、西武新宿線新井薬師前に住む鈴木のマー坊の部屋は何故かいろんなヤツが泊まっていた。


高田馬場から近いこと、カギの隠し場所を皆んなが知っているからだったと思うが、マー坊の人柄もあったのだろう。
そういう私が一番、利用していたと思うが、隠し場所にカギが無い時もよくあった。そんな時はすでに先に来ているヤツがいた。

理工学部の山下であったり、名古屋の前衛芸術家西島であったり、マー坊の法学部の仲間の林や室田や田所、マー坊のグループに潜り込んでいた早稲田のニセ学生の泉であったり、マー坊の従兄弟の外茂だったり…
私の高校の同級生の横地賢三までいたことがあり、いったいどんな繋がりなんだと思った(マー坊は横地は嫌いだったが…)

こうした友人関係なら分かるが一番、びっくりしたのはアパートの隣りの家の高校3年の娘が、深夜、瓦屋根伝いに窓からマー坊の部屋に忍び込んで来たことだ。
窓越しに話しをしていたら仲良くなったらしい。度々、部屋にいたが、よく親に見つからなかったものだと思う。

泊まった場合、マー坊は自分のベッドで寝たが、われわれは"来客用"の布団だった。たまに山下らと一緒になる時は男同士同じ布団なので参ったこともある。

一限目から授業のある山下は遅刻しない為に目覚ましをかけていたが、山下が寝た後、必ず目覚ましをOFFにしてあげた。

朝も爆睡してる山下を起こさないように、静かにゆっくり寝かせてやったおかげで、山下は必修のフランス語を落としていた。

朝は皆んなでゆっくりモーニングに行くのが恒例だったから(笑
(マー坊のアパートがあった新井薬師前駅と左からマー坊、山下、西島)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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