あっという間にステージ4と、弱小県の怖さを実感
わが徳島県はあっという間に人口10万人当たりの感染者数は全国のワースト9位となってしまった。
人口弱小県は医療機関のキャパも小さい。連日、感染者が20人前後続くと病床使用率は66%にもなり、瞬く間にステージ4と、医療崩壊の可能性が高くなってきた。
なかでも鳴門市の南海病院関連のクラスターが止まらない。14日も新たな感染者が7人も出て計59人にもなった。
同病院は病床数400余の精神科の病院だが、院内で患者の治療、さらなる感染防止と闘っているドクターや看護師のことを考えると本当に胸が痛む。
同病院のクラスターを止めなければ、徳島県全体のコロナ対応にも今後、大きな影響を及ぼすのは必至なのだ。

南海病院…3週間以上経っても院内感染止まらず
最初の感染からすでに3週間以上経っているが、毎日のように院内で感染者が出ているのだ。
すでに医師や看護師にも多数、感染者は出ているが、県はもっと詳しく病院の状況を発表すべきでないのか。
私が聞いた話しではすでに入院患者から死者も出ているという。
なぜ県民と危機感を共有しないのかと思う。
これまでに厚生労働省のDPAD(災害派遣精神医療チーム)より応援スタッフが派遣されている。
感染者のうち人工呼吸器が必要な患者は指定医療機関へ搬送はしているようだ。しかしこれもかなり逼迫してきた。
院内は病棟をいくつかコロナ隔離病棟にしてゾーンを分けてはいる。さらに感染者及び接触スタッフは病院の職員寮にて隔離している。しかしそどうも基本、南海病院だけで頑張っているような気がする。
入院患者は高齢者も多く、とにかくこの大規模クラスターを抑えなければ今後、重症者が増える可能性は大きい。
クラスター抑えねば、コロナ指定病院にもしわ寄せが
そうなると当然、コロナ対応の病院に搬送しなければならないが、徳島はきょうで病床使用率はなんと66%にも達している。
同病院のクラスターが広がり続ければ徳島県の医療崩壊に近づくのだ。
これらは私が自分で調べたが、県はもっと詳しく発表し県民と危機を共有すべき。
私が記者なら病院の実態をルポし、県民に実態を知らせる。
とにかく南海病院には頑張っていただきたい。
もりもとなおき