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知的障害者を自殺に追い詰めた自治会班長改選、ムラ社会の陰慘さ

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知的障害の人をここまで辱め、苦しめ、追い詰めて地元自治会が必要なのか。自治会班長などできるものがして、該当者がいないなら解散したらいい。
なければ住民生活に影響あるのか?現実にマンションは管理組合はあっても地域の自治会には非加盟が増えている。不便との声は聞かない。

どれだけ悔しく惨めだったか

ニュースを見て陰惨さしか感じなかった。
平仮名で一生懸命彼が書いた(書かされた)んだろう。便箋2枚に手書きで書いてあった。

まず「しょうがいか(が)あります」から始まる。
「おかねのけいさんはできません」
「ひとがたくさんいるとこわくてにげたくなります」
「ごみのぶんべつができません」

「となりにかいらんをまわすことはできます」

などと自分で可能なこと、苦手なことを具体的に挙げ、彼ができることには○を、できないことには✖️を付けた(つけらされた?)

この内容だって自治会の連中が順に内容を指示していったんじゃないのか。彼が自分で書き並べたとは考えられない。
寄ってたかってこんなくだらない、不毛の作業を強いられた彼の惨めさ、悔しさはいかほどだっただろう。

そして彼は自ら命を絶った

知的・精神障害がある男性(当時36歳)が自治会の役員らに障害者であることを記した書面を書くよう強要され、自殺したとして、両親が自治会と役員らに計2500万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。

訴状などによると男性は、大阪市内の市営住宅に一人暮らし。昨年11月、自治会の班長を住民同士がくじ引きで選ぶことになったため、男性は障害を理由に選考から外してもらうよう役員らに求めたが特別扱いできないと、聞き入れられなかった。

両親によると彼が書かされた○✖️をつけたペーパーを、他の住民にも見せると役員らに告げられ、その翌日に自殺したという。
すでに7月31日に第1回口頭弁論があったが、何と役員らは争う姿勢を示している。

あまりに日本的なムラ社会の出来事だ

両親は『障害の有無などは他人に知られたくない個人情報。書面作成を強要され、プライバシーや人格権の侵害されたもので、自殺は予見できた』と主張している。

障害者がひとりで暮らす=自立ではない。自治会こそが彼をフォローすべき存在。それができないならこんな自治会は要らない。被告は裁判を争うというが、死人に口無しではない。2枚の紙が彼の辛い心情を訴えている。

この悲惨な事件を聞き、コロナ感染者をつつき回し追い詰める、あまりに日本的な"ムラ社会"を思い起こした。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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