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"社長のセクハラを捏造した"と言われ、龍角散の部長、なんとクビに

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社長のセクハラ調査に当たった部長を一方的解雇

小さな会社だが、のど飴などで知名度抜群の株式会社龍角散。8代目の創業家社長。家庭的な会社のイメージだったが、なんと社長にセクハラ疑惑が。

そして職務上、調査した法務部長はクビになり、社長側は『セクハラは捏造だ。事実はない』とし、争いは法廷に。

しかし僅か100人余りのこじんまりした会社。社長は創業一族。件の部長は女性だから、セクハラ調査自体、相当な勇気がいったのは間違いない。

社長のセクハラの有無以前に、社内調査に社長が疑義を唱え、一方的に担当者を解雇したことがまず大きな問題だ。

 

社長は自分のセクハラ行為は捏造だと主張

株式会社龍角散(東京都千代田区)を解雇された元法務担当部長の50代女性がこのほど同社を相手取り、『地位の確認と解雇後の賃金などの支払いを求める訴訟』を東京地裁に起こした。

訴状などによると、元部長は同社の藤井隆太社長が女性従業員にセクハラをしたとの話を聞いて社内調査を開始したところ、セクハラ被害を捏造(ねつぞう)したなどとして解雇されたという。

元部長と弁護士が記者会見で、被害女性や複数の目撃談がある。被害女性も第三者に相談できる窓口を設置して欲しいとの意向がある、とした。

元部長は藤井社長から社長室に呼び出され、「自分はしてないのに、セクハラを捏造してけしからん」などと叱責され自宅待機を命じられたあと、今年3月28日付で解雇されたという。

問題となったセクハラは訴状などによると

昨年12月6日、同社の忘年会に参加した藤井社長が、同席していた女性従業員に抱きついたり、「この首筋がゾクゾクするよ」と発言したりした。
元部長は参加者から忘年会でセクハラがあったと聞き、職務上の調査を開始。女性従業員から事情を聴いたところ、セクハラの事実関係を話したほか、第三者に(セクハラ)相談できる窓口を設置してほしいとの意向を示したという。

しかし調査のさ中、元部長は藤井社長に社長室に呼ばれ「セクハラを捏造してけしからん」と、自宅待機を命じられだ挙句、今年3月28日付で解雇された。

会社は社と利害関係のない法律事務所に依頼し調査したが、セクハラはなかったとした。

裁判の行方が注目されるが、それが社長のことであっても、担当部長としての職務執行中に解雇はあり得ないと思うが。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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