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福井県が全世帯にマスク最高100枚を。これぞ住民に寄り添う政治だ

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新型コロナウイルスと戦うためのマスクの重要性


新型コロナウイルスに対抗するためのマスクの大切さは今さら言うまでもない。
感染者を400人に押さえ込んだ台湾の蔡英文総統は、当初からマスクの重要性に着目。国民のマスク管理を徹底したほか、官民あげてマスク増産に取り組んだことが知られる。

ニューヨーク州のクモア知事もここまで感染が爆発した原因のひとつに、初期に市民がマスクをしなかったことにあるとし、マスク着用を行政命令可能とした。

福井県の杉本達治知事

でも依然、病院も個人も手に入らない不織布マスク

わが国でもマスクの大切さはもちろん分かってきたが依然、マスクが手に入らない。医療機関でも使い回しするなど、マスク不足は全く解消されていないのに等しい。

一般のマスク不足も深刻で、不織布は購入できないため手作りマスクが今や文化になってきた。

福井県は県民に最高100枚のマスクあっせんへ

こんな中、福井県は県内全世帯にマスクの購入券を配布する方針を決めた。50枚入り2箱まで可能だから、福井県民のマスク不足は一気に解消できそうだ。
知事の考えなのか職員の提案かは知らないが、これこそ住民目線の行政だろう。

人口78万人の福井県はコロナウイルス感染者がすでに106人にも。人口10万人の感染者数は全国トップの東京並みとなっている。

福井県庁


とにかく感染拡大を防ぐためにも、県民にマスクの配布は不可欠だ。
福井県はマスクを販売する県内企業に依頼し、大人用の不織布マスク約30万箱を確保。マスクは地元ドラッグストアに納品された後、県民が購入券を示して買う仕組み。

一箱2350円、確実に感染拡大の抑止力に

購入券は県が郵便局を通じて全ての世帯に配布するが、一箱2350円はもちろん購入者の負担。県は仲介をしたかたちになる。全県民がマスクをすることで、確実に感染拡大の抑止力になる。

自治体と行政は県民の不安や心配に、少しでも寄り添うことが必要だが、なかなかできないトップや行政マンが多すぎるな。福井を見習うべし。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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