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秀才皆んなが医学部目指すと自然科学とテクノロジーは衰退する?

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最難関だからとの理由で医学部を目指す受験生は少なからずいる

高校の進路担当や塾の先生がよくいうセリフは『本当は東大受かるのに国立の医学部へ進学した生徒がうちは○○人いる』と。

で。その、生徒たちは何がなんでも医学部へ行き医師になりたいのかと言ったらどうもみんなが皆んなそうでもない。
医学部は難関だから。自分はそこに合格する実力(偏差値)があるから。こんなプライドで国立大学医学部へ進学する生徒も少なからずいるようだ。

まあ、野球の上手い子が野球の名門校へ進み甲子園を目指すのとは全く似て非なる行動だろう。

理数系の天才もチラホラ、東大医学部

ここにも天才が集う京都大学医学部

今や東大(理3以外)より難しい大学医学部は多い

医学部の偏差値ランキングを見るとやはり先生たちの言う通りだ。
例えば東大は医学部へ進学する理科3類は別格として、ほかは偏差値は67.5(駿台、河合塾クラスの模試)だ。もちろん同じ偏差値でも微妙に難易度に差はあるが。

医学部でこの偏差値と同等もしくはそれ以上の以上のところは国立大学を中心に実に31大学もあった。

体感的には広島大学や岡山大学医学部は東大の理3以外より難しい感じはしたが、実際、広大、岡山大学の医学部の方が東大理科1類2類より文句なく上だった。

私立でも順天堂、慶應、慈恵会医大などは東大より難関だった。

東大理科1類2類に受かってもこちらを選択する
受験生が多い慶応大学医学部

理数系の天才が揃って医学部へ進学するのは、自然科学界の損失

これだけ学力的に優秀な受験生が医学部を志向したら、東大は間違いなく昔より易しくなっているのは確実だ。

そして理数系が飛び抜けて優秀な高校生が医学部ばかり志向するのは、わが国の自然科学、とりわけ科学技術の発展に、少なからず影響が出てくるような心配をする声がある。

例えば数学オリンピックのような高校生の国際的なコンクールで、上位に入った世界的頭脳の生徒が医師を希望し東大理3へ入ってしまう。
恐らくや東大の数学や物理の学者たちが残念がっている姿が目に浮かんでくる。将来のノーベル物理学賞候補だったかもしれない。

医師は学力プラスヒューマニズム。本当になりたい人に

思うに今の国立大学医学部は、偏差値的に難しくなり過ぎた。命を預かる医師には優秀な人材が集まってもらいたいが、難し過ぎてなりたくてもなれない人も多い。

やはりドクターの基本はヒューマニズムだ。偏差値だけで医師の良し悪しは判断できない。

ということで、数学や物理に天才的な思考を持つ若者は、医学部以外にも目を向けて欲しいのだ。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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