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私と小沢一郎。小沢さんに最後の一手はまだあるのか?

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小沢一郎は今、いったい何を考え、何をしようとしているのだろうか。小沢自由党がなんと国民民主党と合流しようとしている。

とにかく凄い政治家だ

総裁候補と面接した自民党の大幹事長時代。反自民連立政権を誕生させた新生党代表時代。二代政党制を実現させた新進党代表時代。そして一党で政権を獲った民主党幹事長時代。

 

全て順風満帆だった訳じゃないにせよ、倒れても必ず起き上がり表舞台に出てきた。そして今は弱小自由党党首。それでももう一度政権交代をと暗中模索が続いている。

こんな相手で大丈夫?小沢さん

国民民主党といえば元民主党、そして
小沢氏らと分裂し維新の党から民進党。さらに前原の段取りで一瞬、人気のあった小池百合子が立ち上げた希望の党に大慌てで合流した。

しかし衆院選投票日を待たず小池の『排除します』発言で人気は急降下。選挙も燦々たるもので、選挙目当てで右往左往した間抜けな印象だけが残っている。

で、今やあの時、排除されたはずの連中の立憲民主党の後塵を拝し、何度世論調査しても支持率は限りなくゼロに近い。
その国民民主党となぜなんだ小沢さん?という疑問が誰でもあるようだ。

齢を重ねるごとに人間が丸くなる小沢さん

小沢さんくらい歳を重ねるにつれ、党が小さくなるにつれ、丸くなってきた人はいないのでは?

私は昔からの小沢ファンだった。
初めてお会いしたのは新進党の代表時代だったから、めちゃくちゃ権力を持っていた頃だ。40分待たされ会ったの1分。で顔見るなり『なんだ⁈』とだけ言われ驚いた。

そして次は圓藤徳島県知事1期目の終わりに圓藤知事と一緒に、二期目を目指す知事への党推薦状をいただきに。この時も笑わなかった。

で、その後何度か、新進党の会やパーティでお会いした。徳島にも来たがお会いする度にいつのまにか柔和になっていた。

小沢さんのいる会に呼んでもらったことがあるが、席を移動して私の横に来てくれ、1時間も話しをしたのは忘れられない。
教育の話し、対米外交の話しを熱っぽく語ってくれた。

 

私と面談中だからと、野中広務さんを門前払い

そして民主党が衆院選で308議席を獲り"大幹事長"になった時。偉くなり過ぎて党内でも大幹部しか会えないと言われた頃だった。

私の同僚で国会議員でもなく民主党員でもなく、無所属の県会議員なのに、何故か小沢さんと気安く、慶応の先輩というだけでタメ口をきくNさんがいた。

例によって大幹事長に電話をして『面会にいくわ!』と。あっと言う間にアポが取れ(信じれない!)私もお供することに。

物々しい警戒の民主党本部。そして幹事長室。部屋に入ると笑顔の小沢さんが『やあ!Nさんきょうはどうしたの?』と。

Nさんが『おまはんの幹事長就任祝いや』と言うと本当に嬉しそうに笑った。
われわれと話しをしている間も秘書が頻繁にメモを。あまりに忙しそうだから15分で失礼しようとしたら『えっ⁈まだいいじやない!』と引き止める。

途中、秘書のメモに一瞬、難しそうな顔をして『大事なお客さんが来てると言え』と。結局、1時間もお邪魔してしまった。

驚いたのは部屋を出たらテレビや新聞の記者やカメラマンがいっぱい。押し合うようにわれわれにマイクを。2人が田舎の県会議員と分かると、記者連中は不思議そうな顔をした。

聞けば『大事なお客さん』のため門前払いされたのは元自民党幹事長の野中広務さんだった。
その夜のニュースでわれわれのことをやってたから、またびっくりでした。

 

この参院選挙は恐らく、衆院選とのW選挙。小沢さんにとって最後の戦さになるような気がする。
恐らく国民民主党にはさほど興味はなくともそこに入り込み、主導権を握ることで、非自民勢力全ての結集を目指しているのは間違いない。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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