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積水ハウスがペットボトルを禁止。日本企業"脱プラ"のリーダー企業に

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ファストフード店に続き一般企業も

スターバックスやマクドナルドなど、欧米を中心にプラスチックストローを廃止する動きが広がる中、国内でもガストなどを運営するすかいらーくグループが、廃止の方向を打ち出している。
こうしたファストフードでの動きは急だが、このほど大手住宅メーカーの積水ハウスが社内会議でのペットボトル使用を全面禁止した。

 

本社はもちろん関連29社と子会社7社にも禁止の通達を出した。

それだけでなく社内の自動販売機からも順次、ペットボトルを無くす方針。社内でのペットボトル禁止は外資系企業の間で増えているが、国内大手企業では極めて珍しく、他の企業にも大きく広がることが期待される。

他の一般企業に広がることが期待される

環境省が10月から始めたキャンペーン「プラスチック・スマート」に同社が呼応した。
同省では世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、マイバッグやマイボトルを活用し、プラスチックの使用を控えるよう呼び掛けている。

企業だけではなく、個人、自治体、NGO、研究機関など幅広い主体が連携・協働して取り組みを進めることを後押ししている。

積水ハウスは取締役会も含めたあらゆる社内会議でのペットボトル使用を禁止した。代替手段として紙コップ、缶、湯飲みやマグカップに切り替えている。

社員にはマイボトルの使用も推奨しており、仲井嘉浩社長もマイボトルを使い始めたという。

主力は住宅メーカーだけに、"環境に優しい企業"とのイメージは、会社経営上、大きなプラスになるとみられている。エコファースト企業として社員一人ひとりが意識を変えていきたいという。

海外ではアディダスが、ドイツ本社や日本法人を含めて世界75カ所のオフィスでのプラスチック製ボトルの使用を禁止している。
環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンには多くの企業や自治体が参加し始めており、今後もビジネスや生活の場での"脱プラ".の動きが加速しそうだ。

積水ハウスの動きが他企業に広がることを期待したい。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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