米国人は東京五輪があることを45%もが知らない
ちょっと驚いた。よく考えてみたら日本人だってアメリカのことをみんながみんな知っているわけじゃない。しかしそれにしても東京オリンピック・パラリンピックまであとわずか5か月だ。米国のスポーツニュースだって『Tokyo Olympic』とか、何度でも枕言葉に出てこないのか?
公益財団法人新聞通信調査会が2015年から海外6ヵ国を対象に毎年行っている恒例の世論調査。様々な質問をしているが、ことし、オリンピック・パラリンピックが、日本で開かれることを知らない米国人がなんと45%もいた。
さすがにお隣韓国は90%、中国は80%が知っていたから、スポーツ大国アメリカの関心の低さには驚くばかりだ。
対日信頼度、好感度は中国、韓国がさらに低く
さて、本当はこの調査で最も大切で毎年注目されているのは、各国の日本への『信頼度』『好感度』だ。
やはり日韓両国の冷え込み具合を反映し、この項目の最低はともに韓国だったのは予想通り。信頼度はわすか13%(前年比5.1%減)、好感度も22.7%(同9.3%減)としかなかった。


ちなみに他の対日信頼度はタイ95.6%、米国79.5%、フランス76.6%、英国63.0%、中国25.7%。
お隣中国、韓国が欧米に比べ極端に低かった。中国はここ最近は良くなる傾向だったが、前年より6.7%も下がった。
対日関係は最悪だが、日本関連報道は関心あり
また自国での日本についての報道は「関心がある」はタイがトップの77.1%で、韓国が75.3%(前年比11.9%増)
韓国で日本関連報道への関心が急増したのは、元徴用工問題に端を発した日本の輸出管理強化や、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の韓国の一時破棄決定などが、盛んに報じられたためだろう。
2020東京五輪パラリンピックについて知っているのは韓国91.6%、中国80.6%、仏69.2%、英64.6%、米55.6%、タイ41.9%だった。
もりもと なおき