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米津玄師の紅白の舞台となる大塚国際美術館は、こんなところです

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中継場所は鳴門市の大塚国際美術館

徳島出身で急遽NHK紅白歌合戦に出場が決まった米津玄師は、大塚国際美術館からの生中継で出演することになったそうだ。

地元ではもちろん有名な美術館だが、まだ知らない全国の皆さんにご紹介すると、この美術館は1998年、大塚製薬グループが造り運営しています。
瀬戸内海国立公園の中にあり、建物の半分以上が地中に埋め込まれています。

世界190美術館の"名画"が1000点

所蔵している1000点もの"絵画"は全て陶板で焼かれた複製。しかしサイズ、色、くすみ具合まで本物と全く同じ。
25カ国190もの美術館の所蔵品を一流カメラマンが写真に写し、陶板に複製したから、版権だけで建設費を遥かに凌いだと言われています。
だからダヴィンチやラファエロ、ゴッホなどが普通に並べられています。

この美術館の特徴は、絵画はもちろんですが、天井画などもそのままに複製されていること。
屋上のモネの池には実際に睡蓮が栽培されており、壁にはモネの『大睡蓮』が描かれています。
このモネの池からは鳴門海峡や大鳴門橋が一望できるのも、この美術館の魅力です。

システィーナホールはバチカンそのもの

米津玄師が紅白でLemonを歌うことになるシスティーナホールは、イタリアのローマ・バチカンにあるシスティーナ礼拝堂そのものに似せて造られています。

天井や壁画も全て本物のままだから、"ドラえもんのどこでもドア"を開けて、いきなりバチカンに迷い込んだような錯覚が。
私もバチカンも行きましたが、大塚国際美術館のシスティーナホールが先でした。

 

このホールは衆議院議員の後藤田正純・水野真紀夫妻が初めて結婚式に使ったので有名に。
今は"システィーナ歌舞伎"と銘打ち、有名歌舞伎俳優による名演も定期的に行われ、全国からファンが訪れているようです。

完成した当時、落成式にお招きいただきましたがルーブルやオルセー、エルミタージュ、大英博物館など世界の名だたる美術館、博物館の館長が勢ぞろいしている豪華さにもびっくりしたものです。

米津玄師の地元愛から、この場所からの紅白の中継が実現しました。これを機会に全国から大塚国際美術館へ、徳島へ足を運んでいただきたいものですね。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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