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結局、人生の最後まで『積み木くずし』を引きずった穂積隆信さん

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凄まじい原作でありドラマだった

実録ドラマで高部知子演じる主人公のリアリティ感が凄く、大ヒット番組となった『積み木くずし』。少年少女非行が深刻な社会問題となっていた時代背景の中、1982に出版された『積み木くずし』は大ブームとなり、大きな社会現象となった。

 

非行に走った実娘との日々を赤裸々に描いたノンフィクション「積木くずし~親と子の二百日戦争~」の著者で、俳優の穂積隆信さんが胆のうがんのた亡くなった。87才。

"主人公由香里"さんは35才の若さで病死、子育てに共に苦しみ、後に離婚した奥さんも自殺しており、ひとり87才まで残った穂積さんは、借金に苦しみ、最後まで辛い人生だったのでは。

世間に晒されること、娘は辛かったのでは

『積み木くずし』は、13才の中学生だった実娘の由香里さん(2003年死去)が不良少女となり、非行から立ち直らせるまでの親子の葛藤の日々を描いた作品。280万部という空前の大ベストセラーとなった。
TBS系で連続ドラマ化され、最終回の視聴率は45・3%は、ドラマでは未だ破られていない。同年11月に映画化もされ、社会現象となった。

しかしその後、更正したはずの由香里さんが覚せい剤で2度も逮捕されるというショッキングな出来事が。
妻も別の男性と印税を持ち逃げした挙句クラブ経営も失敗し、娘が亡くなる2年前、自殺した。

本により多くを失った家族だった

非行少女を立ち直らせ、それを本に書いて世間が絶賛、そして莫大な印税や講演料。これも一瞬だったのでは。娘は世間に晒されたことが耐えきれずまた覚せい剤など、犯罪の道へ。妻も不倫の末、家を出た。

穂積さん自身が後悔していたように、やはりプライバシーを売ることは、何倍もの不幸を背負うのではないだろうか。本により世間に翻弄された一家だった。

しかしひとつだけ言えるのは、この本やドラマによって、間違いなく立ち直った家庭も無数に存在したのは間違いない。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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