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緊急事態宣言〜まだ感染者の少ない地方都市の緩さが心配だ

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休業補償なき緊急事態宣言発令

東京都、大阪府など全国7都府県に緊急事態宣言が出された。都府県知事から生活に必要な食料品スーパー、コンビニなどを除き、バー、クラブなどの風俗営業、パチンコ店などに営業停止などが要請される。

休業補償もない営業停止要請に反発も多いが、指示に近い要請と受け止め、関係業種は大半が泣く泣く休業に入りそうだ。

地方は個人差激しいコロナへの対応、考え方

さて緊急事態宣言の対象以外の地域はどんな対応をしたら良いのだろう。
わが徳島県は今のところ新型コロナウイルス感染者は3人だ。クルーズ船の乗船者のほか、関西方面から帰県した大学生2人が検査で陽性だった。

まだ3人ということもあるのか、あまり危機感を感じていないんじゃないかと、驚くことがある。危機への個人差は驚くほど大きい。

昨日1日だけでも目にしたのは…
午前中、中学生が6〜7人、ひとかたまりになってわが家近くを歩いていたが、全員ノーマスク。
吉野川の河川敷に散歩に行く高齢者も家の前を通るが、これまた大半がマスク無しだ。

徳島などは危機間への個人差がまだまだ激しい

大型量販店の食料品売り場に30%がマスク無しで

夕方、大型量販店の食料品売り場に行ったが、マスクは7割くらいしかいない。
大声で話しをしながら野菜を眺めるマスク無しの中年女性2人組。1人が大声で袖で口も隠さずに『ハークション!』とくしゃみを。そして2人でゲラゲラ笑っていた。
こんなマナーだからレジは誰も全く間隔を開けない。
店側もマスクをしていない客の入店を断るくらいの主体性を持っても良いのでは。

気持ちの良いスタバやタリーズのコロナ対策

徳島のような地方都市でも予防を徹底しているのがスターバックスやタリーズの全国的なコーヒーチェーンだ。

よくいくスタバでは先週からイスの3分の2を撤去し、客同士の間隔を空けたほか、客が退店するとテーブルは直ぐにアルコールで拭き取る。
30分毎に窓や入り口を全開し換気にも気を配っている。
もちろん入り口には手指消毒用のアルコールも完備する。
いずれも本部からの指示だとか。しかし、ただ気になるのはマスク無しの客の大声での会話だ。

抗ウイルス、次亜塩素酸加湿器で自営する会社も

知人の会社を訪れると、エレベーターのロビーにも事務所にも、抗ウイルスに極めて有効として今、脚光を浴びている次亜塩素酸を霧状に巻く加湿器が備えられていた。

消毒スプレーもあったがアルコールより遥かに高い抗ウイルス効果という。会社もここまで警戒していれば、働く人も安心だろう。しかしこれが全ての会社とはいえない。

左の加湿器が目に見えないほどの霧を撒き散らす

京阪神との往来多く、宣言発令地域と同じ心構え不可欠

徳島から大鳴門橋と明石海峡大橋で繋がる対岸の兵庫、大阪へは本来、1日に延べ数十本もの高速バスが行き来する。
しかし両府県に緊急事態宣言が発令されたこともあり、8日から大幅に減便された。

わが家の近くには国立の徳島大学があるが、感染者の多い兵庫、大阪から来ている学生も多い。
県内はまだ3人の感染だが、関西との往来の多さを考えたら今後、感染の拡大も心配される。
春休みには関西や首都圏に進学している学生も、たくさん帰省していた。

マスク、三密の厳守、外出を控える。感染を拡大させないためにも、緊急事態宣言が発令された地域と同じ心構えが大切だと考える。もっとみんなが緊張感を持つべきだ。感染拡大してからでは遅い。

GW明けまで小中学の休校延長は当たり前だ

8日から新学期が始まる徳島県内の小中高校は、急遽、5月6日までの休校の延長を決めた。
こんなこと当たり前であり、なぜ県教委が数日前に決めることをしなかったか理解に苦しむ。

家庭はもちろんだが県教委、市町村教委が約1ヶ月間の子どもたちへの対応を早急に打ち出すべきだ。

誰でも予想できたことだから、教育関係者が慌てるのがおかしい。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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