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羽生結弦君の早稲田卒論が、学術誌掲載へ。担当教官も絶賛!

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フィギュアスケートの金メダリスト羽生結弦君(25)が無事、早稲田大学人間科学部人間情報科学科のeスクール(通信制)を卒業したが、彼の卒業論文が学術誌に掲載される。普通、学部生の卒論が学術誌に載ることはなく、極めて異例。担当教官の西村昭治教授によるともちろん有名人だからじゃなく、ひじょうに優秀な論文だったようだ。

在学中に金メダルを2個という快挙の陰で学問に打ち込む

彼はたまたまオリンピックシーズンが2度も重なったことで7年半、在籍したが、その間になんと金メダルを2個も獲っている。

文武両道などというありふれた言葉で片付けたくはないが、天武の才と超人的な努力、人柄が結実したのだろう。

普通、世界一の実力を維持しながら学業を続けることさえ大変だ。しかし彼はオフの日にオンデマンドでまとめて授業を受講。少しずつ単位を取り、個別ゼミにも入り、専門的な研究も続けたというからやはりただものではない。

西村教授の課題に対しては、常に期待値の3倍は返ってきたとか。リポートは移動の飛行機の中でひたすら書いた。

自身の身体使い卒論のための高度な科学的実証も

卒論は自身の専門であるフィギュアスケートを科学的に分析したもの。タイトルは「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」でやく3万字に及ぶ。

体中や指先に30本くらいのセンサーをつけ動きを3Dで記録、分析するモーションキャプチャという技術も西村教授の指導で駆使。 自身の体にセンサーをつけてジャンプを跳び、デジタルデータ化したという。

この複雑な時間のかかる実験を、全てひとりで完結したことに西村教授も驚愕している。

卒論では自身の滑り、飛ぶを科学的に実証

学びたい、研究したいから大学へ

たまたまコロナでカナダから帰国していた。仙台にいるため、西村さんとはほとんど個別指導といえるほど、リモートでかなり密なやり取りをしたとか。

彼の凄いところは資格を取るため、卒業証書を取得するためではなく、きちんと学問と向き合っていたところだという。

入試の時の面接でも学ぶこと、研究することへの真摯な思いが伝わってきたという。

早稲田大学eスクールだから学べたのだろう

羽生結弦さんの卒業した早稲田大学人間科学部eスクールは、通学生と同じ授業を全てオンラインで配信している。だから出席も通学生と同じくらい厳しい。

人間科学部eスクールが所属する所沢キャンパス

OBには同じフィギュアスケートの中野友加里さん、女優のいとうまいこさんも。忙しいプロスポーツ選手や芸能人も多い。

入試は一次書類選考、二次は面接だが、競争率は2倍ほど。結構、落とされるところが他大学の通信制と異なるかもしれない。
あと授業料が4年間で450万円と通学生並みだ。これも他大学の通信制に比べて破格。
大学が通学生と変わらない質量の授業を提供している自信の裏付けかも。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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