最後まで沖縄のために生きた翁長さん、逝く
翁長沖縄県知事が亡くなった。ちょうど沖縄の海の美しさを紹介する7時半から始まったNHKの番組『美ら海ドローン大航海』を観ていた8時6分、ニュース速報がでた。
沖縄の人々の生活と安全のため。そして美しい辺野古の海を守ろうと、政府と闘い続けた翁長さんの壮絶な死を国民に知らせるにふさわしい、番組の中での速報だった。
四月に膵臓ガン手術をしたと、テレビで説明した翁長さんの激やせぶりに驚いた。なんとか回復してもらいたいと願ったが、わずか4ヵ月後に悲報が届くとは。まだ67才。多くの沖縄県民が、もう一期と期待していたと思う。
翁長さんは、米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫いた。仲井真前知事による公有水面埋め立ての承認を「撤回」する手続きに入っているが、撤回の実施も不透明となる。
沖縄を愛する全ての人と、心からご冥福をお祈りいたします。
もりもと なおき