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老老介護の深刻な現実。介護からの解放を考えることは大切だと思う

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深刻な老老介護の現実。無理すれば互いに不幸


老老介護の問題は深刻だ。夫婦はもちろん、親が長生きすれば当然、子どもも歳をとる。そして最近の特徴として息子が親を介護するケースが増えているという。

介護のために定年を待たずに退職するケースも増えている。テレビや新聞で嫌というほど特集が組まれているが、楽しそうな状況はひとつもない。サラリーマンとして最後の第4コーナーを回る直前に職場をリタイアする無念さと、仲間と離れる孤独感。そして実の親とはいえ慣れない介護…日本の経済にも影響を及ぼしかねない問題とも。

親だけじゃなく自身のメンタル含め、参ってしまう人は多く、ニュースで度々、報じられるように不幸な結末になることもある。


最期まで自立できる人間は少ないのが現実


私事で恐縮だが、私の父は60代で亡くなったが、母は91才まで長生きしてくれた。名古屋の近くで独り暮らしだったが、ごく近所に姉家族も住んでいた。

ひじょうに自立しているおばあちゃんで、ある意味、本当に子ども孝行だった。90近くまで詩吟、カラオケ、ちぎり絵と趣味は広く、ついに最期まで私も姉も介護をすることはなかった。

亡くなる2年前に肺癌(ステージ3〜4)を宣告されたが、オペはもちろん抗がん剤治療も本人は拒否。亡くなる半年前まで『私ってホンマに肺癌なの?』と度々尋ねるくらい元気で、全て自活していた。

しかし亡くなる半年前についに苦しいと。直ぐ入院、検査したところ、肺に水が溜まり呼吸困難になっており、水を抜くことでとりあえず回復した。以来半年、その病院に入院しお世話になったため、私は介護をすることもなく見舞いに行くだけだった。

もっとも私は毎週、往復600キロを運転して顔を見に行ったが、最後の親孝行ができたと思う。


サービス付き高齢者住宅利用で介護からの解放


一方、家内の父親は91才で、イツモスマイルという自宅から7〜8分の『サービス付き高齢者住宅』でお世話になっている。

こちらも数年前まですこぶる元気だったが、腎臓病を患い透析治療を開始。やはりカラダは衰弱するため1年半前からクルマイスに。結局、生活がままならずサ高住にお世話になった。

はじめは同居している姉が介護をしていたが仕事もあり、やはり入浴や透析への送迎など大変。快適な施設に入り、本当に良かったと思う。

うちの義父が入居しているサービス付き高齢者住宅、いわゆるサ高住は、介護高齢者施設と同じようなクオリティの入浴や食事、身の回りのお世話がサービスとして付いている、いわばお年寄り専用のマンション、住宅のようなものだ。


親の介護からの解放は、親、子どもにも良いこと


地方と都会では費用など入居要件はもちろん違うが、こうした施設を利用することで自宅での介護から解放されるのは、何事にも代え難いメリットがあると思う。もちろん、特養ほどでないにせよ、田舎と比べ都会はなかなか入れないのが現状ではあるが。

私の東京の知人は『親の自宅介護のため会社をリタイアするのであれば、親と地方都市へ転居して、親はサ高住で世話になりたい。自分もその地に住み毎日、面会に行く』と、話している。

今、介護で苦しんでいる人は、とりあえずケアマネさんらに相談し、この友人のように少しでも介護を軽減するため、あらゆる方策を考えてみてはどうだろう。介護に当たる人が少しでも楽ができる、介護から少しでも解放されることは極めて重要なことだ。

介護をプロに任せることは、大切な親御さんにとっても幸せなことだし、親孝行だと思う。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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