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聖火リレー中止。愛媛県中村知事の涙が県民の心を掴んだわけ

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中村さんは愛媛県民が松山市長、知事に押し上げた

愛媛県知事の中村時広さんとは確か1995年、国会の衆院議員食堂で初めてお会いした。当時、衆院議員1年生だった前阿南市長の岩浅さんに衆院同期だと言って紹介いただき名刺交換した。私もまだ県議一期目だった。

何とも爽やかで、名刺には中村時広の名前の横に自身がマイクを握って演説している写真があった。

その後、間もなく行われた初の小選挙区制度の下の衆院選で、自民党の運輸大臣だった大物候補に本当の僅差で敗れ、残念な思いをしたのを覚えている。

しかし愛媛の人はさすがだ。中村時広さんを次は松山市長に担ぎ上げ、さらにその次は愛媛県知事に押し上げた。

加計学園問題でも"物言う知事"として厳しい対応を

慶応義塾大学卒で元三菱商事のサラリーマン。市長時代からずっと注目してきたが、常に住民に寄り添った政治、行政をしているなと感じている。

今治市に安倍首相案件、加計学園が獣医学部を新設する際も、物言う知事として学園に対し厳しい対応をしたこともあった。

自分ファーストと揶揄される小池都知事と真逆のタイプ

やはり優秀な政治家は危機の時に人物はもちろん、その手腕が良く分かる。危機のときにパフォーマンスに走る政治家はどうしようもない。それが首長だと住民は最悪だ。

その絵に描いたような悪例が東京都の小池百合子と言っても、もはや否定する人はそんなにいないだろう。

とにかく動きが全て都民というより自分ファースト。このコロナ禍でも自身のステップアップ、目立ちたいがために利用しているような気がしてならない。中村知事は小池知事とは真逆のタイプだと思う。

聖火リレー中止の英断も、ランナーらに泣いて謝罪を

これに対し中村知事はどうだろう。先日の聖火リレーを直前に中止したのはやはり政治家としての大英断だった。

そしてランナー不在の小さなセレモニーで、楽しみにしていたはずの聖火ランナーに泣いて詫びる姿を見て、この政治家の心を見た。
あの涙はパフォーマンスはあり得ない。苦渋の決断だったのだ。

徳島より遥かに低い数値でも、先手打ち"まん防"要請を

そしてこの度、愛媛県にまん延防止等重点措置を要請、23日、適用が決まった。
愛媛県の直近、1週間の人口10万人当たりの感染者は20.54人で全国9位。とはいえ同じく32.53人で6位の徳島県より遥かに少ない(23日現在)

中村知事は厳しい措置を取り感染を抑え込むという。これが先手先手の対策なのだ。

やはり民間出身の知事だと思う。こんな知事のいる愛媛県はうらやましい話しだ。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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