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胸舐めたと逮捕の医師無罪。患者が麻酔で幻覚生む"せん妄"の可能性

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麻酔時、妻以外の名前を呼び家庭騒動のケースも

友人の知人が大きな外科手術を受けた際、まだ全身麻酔が覚めず、奥さんに付き添われてベッドで休んでいる時、何故か妻以外の女性の名前を何度も呼んだ。

心配して付き添っていた奥さんはカンカン。後で家庭騒動になったという、話を聞いた。

私も過去に全身麻酔で手術をする際、この友人のエピソードを思い出した。麻酔医に尋ねると『麻酔から覚める直前の"せん妄"という状態で、幻覚から男はなぜか妻以外の名前を呼ぶことがよくある』とのことだった。

で、私が心配するとその麻酔の先生は、『じゃあ、せん妄の時間が過ぎるまで、奥さんに渡さないようにしますよ』と、笑いながら約束してくれた。

こんなエピソードがあったので、実はこの判決には注目していた。

医師は無罪。被害女性がせん妄状態か

右乳腺腫瘍の摘出手術後に、病室で女性患者の胸をなめたとして、準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医の男性被告(43)に、東京地裁は無罪(求刑・懲役3年)を言い渡した。

女性は2016年5月、東京都足立区内の病院で手術後、病室に運ばれて、『担当医に乳首を舐められた』として、被害を訴えた。

男性医師は準強制わいせつ罪で逮捕、起訴されたが、一貫して無実を主張。公判では女性の証言の信用性、DNA鑑定が科学的証拠として認められるか否かが争点となった。

DNA鑑定の信用性も疑問

判決では女性が麻酔による"せん妄"という状態で、性的な幻覚をみた可能性がある。
女性の乳首から検出されたDNAは、触診や別の医師との会話などで付着した可能性があり、DNA鑑定の信用性に疑いがあるとした。

検察側はDNA鑑定から微物は被告の唾液で、なめ回すほどの行為でなければ検出されないほど多いと主張していた。
女性は自分はせん妄状態ではなかったと、主張している

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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