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自己責任を巡る議論は何故こんなにめんどくさいんだろう

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自己責任とは何か

ことば自体が昔からあったものじゃないが、『君の行動は賛成しかねる。だからもし失敗しても誰も助けない。全て自分の責任だぞ』。こんな突き放したような意味なんだろうか。

シリアの過激派組織に捕まり、3年余拘束され先日解放されたジャーナリスト安田純平さんを巡り、ネットを中心に自己責任論が沸いている。ほとんどバッシングとも言える。

国際ジャーナリストの仕事は危険が伴うのは常。私も記者の端くれだが、企業内ジャーナリストが行けない、行かない危険地域に自ら潜り込むジャーナリストは理屈抜きに尊敬している。

なぜなら地球上の民主主義のない国で起こっている戦争、圧政や弾圧、暴力を、世界に発信、国際世論に訴えるからだ。ジャーナリストでもこんなことができる人はごくごく一部だ。
もちろん、記者根性だけではできない。それが彼らの生業でもある。

 

真のジャーナリストの活動が民主主義を守るのは事実

かつてのベトナム戦争。最前線に世界中から多くの記者が取材に入り、多くの死者を出した。彼らのリポート、写真の1枚がどれだけ世界の人々の心を突き動かし、ベトナム反戦に向かったものか。
ベトナム戦争の終結は、そんなジャーナリストたちのペンの力、写真の力であったことは世界中が認めている。

 

アタマから政府批判も当たらない。間違いなく動いている

話しを戻そう。安田さんに関してはカタール政府が救出に動き、身代金を支払ったとの話しが実しやかに流れてきた。そして日本政府は何もしなかったと。
果たしてそうだろうか?確かに菅官房長官は"日本政府は一切身代金は支払っていない"としているが、解放前、現地の外務省関係者の動きは活発だったとの情報もある。
そして日本政府が何もせず、関係のない他国の政府が勝手に救出などはあり得るのだろうか。

日本はテロ組織には絶対に屈服しない。だから邦人の誘拐で身代金を要求されても『絶対に支払わない』を、原則にしている。
なぜならテロ組織に舐められたら、外国で働く邦人が、身代金目的とするテロ組織にいくらでも狙われるからだ。

だから政府はこれからも『安田さんに関して身代金は払わなかった』と一貫して主張するだろうが、そこは私たちはキチンと忖度しなければならない。全ての危険地帯で働く邦人のためでもある。

世界の民主主義のために危険を承知で救出地帯に入るジャーナリスト。行動に対し批判はあっても、なぜバッシングするのかわからない。

私はやはり国際ジャーナリストの仕事は価値があると思う。安田さんはいずれの世論も静かに受け入れるでしょうね。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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