未分類

自民党総裁選は権力闘争そのもの。命取られる思いで闘った歴史も

投稿日:

権力闘争にノーサイドはあり得ない


政治家が言うノーサイドはウソだと思う。特に自民党の総裁選挙は壮絶な権力闘争だ。終わったらチャラはあり得ない。だから麻生さんが言うように、負けた方は当然、冷や飯を食う。しかしそれを麻生さんのようにわざわざ口に出すのも如何なもんだろうとは思う。

そして石破派の皆さんもそれを十分知って闘っている。変な助平心があったり自分が可愛かったら、この時期に農水大臣の斎藤健さんのような発言はしない。

後藤田正純さんだって官邸がチェックしているのは百も承知で、FBで石破支援の発言を続けている。正純さんも健さんも腹をくくっているからだ。それでこそ自民党の権力闘争なんだ。宏池会岸田文雄さんに、これだけの根性があったらなと、今更ながらに思う。

凄まじかった権力闘争が政治に活力を


テレビでの安倍さん、石破さんのやり取りの中で計らずも安倍さんが『昔の総裁選挙はもっと凄まじかった』みたいなことを言って批判されていたが、昔は命を取られるんじゃないかと思うくらい、凄かったのは本当だ。

私も田中政権末期〜三木政権〜福田政権まで国会に出入りし、多くの政治家の生態を拝見する貴重な経験をさせていただいた。

強烈に印象に残るのは、角栄さんが失脚する時の国会の動き、三木政権誕生の時のドラスティックな動き。そして国民の人気はまだ高かった三木武夫さんを、政権から引き摺り降ろす時の自民党のエゲツないやり方には、これが権力闘争なんだと、実感した。

このあと福田政権、大平政権と続くが、二期目に臨む福田さんが、大平さんに破れるという大波乱も。

そしてしばらくして自民党は血で血を洗う『40日抗争』に突入する訳だ。主流派田中・大平派対反主流派福田・中曽根・三木・中川グループが激しい暗闘を続け、自民党は真っ二つに分裂寸前の状態に追い込まれた。

あのハマコーさんが自民党本部に積まれたバリケードを、泣きながら一人で撤去した有名なシーンはこの時だ。

ちなみに福田赳夫さんは現職では、後にも先にも二期目に挑み、初めて負けた総裁。それだけ大平さん支援の田中角栄さんの力が大きかったんだと思う。こうした凄まじい権力闘争が、自民党に政治に活力を与えたのは間違いない。

小学校の児童会に例えれば


今回の総裁選挙に絡みテレビ朝日の報道ステーション、TBSのNews23での安倍、石破両候補の対応はひじょうに面白かった。

まあ、小学校の児童会会長選挙なら、学年トップ、オール5のガリ勉タイプの石破クンと、勉強はまるでさっぱりだが家柄が良く、校内だけに限れば(笑)言うことはいつも勇ましい安倍クンの対決。

当然、どんな学校をつくるか、意見には大きく勉強の差が出たが、どうも校内の大半が安倍クン支持のよう。

保護者(国民)は不思議に思うが、やはり児童会は子どもたちの自主性の問題。あとは安倍クンが無茶しないよう、各クラスできちんと批判のできる学級代表を選び、厳しく児童会を運営してもらうしかないなと、諦め顔だ。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

-未分類

Copyright© 森本尚樹の"社会面の作り方" , 2018 All Rights Reserved.