有能なDNA引き継いだ子や孫に期待してしまう
血脈というかDNAに期待をしてしまうことがある。
ミスタープロ野球、長嶋茂雄さんの長男、一茂さんが立教大学でサードで4番だった時がそうだった。
そして最近ではアメリカ元大統領J・F・ケネディの娘でオバマ政権での駐日大使だったキャロライン・ケネディさんの息子が、いつかアメリカ大統領にならないかとの期待。
太宰治の孫でさらに津島佑子の娘が芥川賞候補に
そしてこの度、芥川賞に初ノミネートされた太宰治の孫で石原燃さんが祖父の無念を晴らし、芥川賞を受賞しないかなと私の期待は膨らむ。
ちなみに石原さんは太宰治の娘である作家の故津島佑子さんの娘でもある。とんでもなく濃い、無敵ともいえる作家のDNAを持っている。
太宰治があんなに取りたかった芥川賞、果たして射止めることができるのか。

芥川賞が欲しかった太宰治の願い、孫は実現するか
このほど第163回芥川・直木賞候補作が発表になった。芥川賞は5作のうち4作が初候補。「赤い砂を蹴る」(『文學界』6月号)の石原燃が太宰治の孫、津島佑子の娘として話題になっている。
太宰治といえば芥川賞の初期、候補になっているが、落選した。その時、川端康成の選評に激怒し『川端康成へ』という失礼な文章を発表。また審査員の佐藤春夫には芥川賞が欲しい旨、ストレートに売り込んだが、縁がないままだった。
石原さんは武蔵野美大建築科卒業の劇作家。『赤い砂を蹴る』は小説家としてのデビュー作。
祖父JFKにそっくりといわれる孫は俳優デビュー
ちなみに先に挙げた長嶋一茂さんはヤクルトドラフト1位も野球では花開かなかったが、今はマルチタレントとして活躍している。
キャロライン・ケネディ大使の息子さんジャック・シュロスバーグ(25)はケネディ元大統領の唯一の孫。俳優デビューを飾っているが、祖父JFKとそっくりと言われており、将来が楽しみだ。

最強のDNAを持つ
ご本人の努力が一番なんだろうが、羨ましいくらいのDNAを引き継いだ人はいっぱいいる。
もりもとなおき