パパとママはどっちが好き?ママに決まってるのか?
子育て中、親が子どもに再三聞くのが『お父さんとお母さんとどっちが好き?』という、子どもにとったら極めて迷惑な質問だ。
わが家も2人に聴きまくった。
小さなうちは答えはその都度、変わる。そしてやや成長すると…
政治的な?答えが多くなってきた。
すなわち親が2人とも前にいる時は『どっちも好き』
私と家内がそれぞれ聞くと『お父さんが好き』『お母さんが好き』と使い分けをするのは、子どもの知恵だったんだろう。
変な論法繰り出さずに、待機児童ゼロを目指せ
自民党の萩生田光一という幹事長代理は、「0~3歳児の赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいい』に決まっている」と、断言した。
要するに赤ちゃんはお母さんが好きなんだから、男女平等、男女共同参画社会でお父さんが育児に参加したら、それは子どもにとって迷惑な話しだと。
また"待機児童ゼロ"をめざす政府方針を紹介したうえで、0歳児保育をめぐり、「生後3~4カ月で、『赤の他人』様に預けられることが本当に幸せなのだろうか」とも。
要するにゼロ歳児は保育園に入れるな。母親が育児せよ〜を遠回しに言ったんだろう。
待機児童ゼロが政府としてなかなか実現できないという、裏返しだろうね(あまりアタマの良くない論理展開だな)
発達心理学者によれば乳児の場合、親が育児しても保育園に預けても、その後の成長に及ぼす影響は全く変わらないとか。
しかしこれを説明しても、やっぱりお母さんが育てた方がいいという意見が多く、難しい問題のようです。
子どもが乳幼児期は仕事を休んで育児に専念してもキチンと生活の保障があり、元の職場に戻る時は確実に保育園に入園できるーこんな社会にしてくれるなら、育児をする女性は増えるよ、萩生田さん。
もりもと なおき