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萩生田氏の『身の丈に合わせて(受験)頑張れ』発言の無責任さ

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身の丈〜家庭の経済状況に見合った受験をすべきと文科大臣


反対が続く大学入試共通テストに導入する英語民間試験は、7割の大学が活用することを決めているが、依然受験生や高校、大学からの反発の声は高まるばかりだ。

反対は複数のテスト参入で公平性が保てないことに加え、英語民間試験は準備も含めるとお金もかかるうえ、どうしても都会と田舎の地域格差があるとの声も大きい。

そして今、もっと大きな問題となったのがこの"格差がある"との声に萩生田光一文部科学大臣が、『あいつ予備校いってズルいよな』と言うのと同じだとの例え話しを披露。

さらに『身の丈に合わせて頑張ってもらえば』と、親の経済的格差はしょうがないと言わんばかりの発言をしたことだ。

テレビでの発言だがまさに炎上しているという。

大学生の親の収入、東大生が一番高いという現実

昔からよく大学生の保護者の収入は、東大が一番高いと言われてきた。
幼少から勉強をする環境に恵まれ、親に金銭的余裕があり、塾や名門私立に入れることをいとわないからだ。
もちろん例外もあるが全く間違ってはいないことをデータが示す。

これは致し方ない真実なんだろうか。文科大臣の発言はそうした現実を認め、容認するのと同じだから炎上したのだ。

文科大臣であるならば、能力に応じた受験が誰でも可能な大学入試システムをつくる努力をする責任があるはずだ。こんな開き直った発言、『身の丈で受験しろ』では何の問題解決にらならない。

言われなくとも現実は皆んな身の丈に合った生活なんだ

現実には多くが"身の丈"に応じた受験を余儀なくされている。優秀で行きたい大学があっても家の経済的事情で制約を受けている受験生はたくさんいる。

今回の英語民間試験導入は、さらに受験準備での新たな制約をつくる。

そのことが多数の受験生に不必要な大きなハンディをまた、背負わせることになりはしないのかということだ。

教育基本法4条どころか憲法にも等しく教育を受ける権利は認められている。萩生田氏の発言はまさに大臣自らこれを否定したことになる。

現実を皆んなが分かっている、諦めているからこそ、政治が何とかしなければいけないのだ。

これだけこじれてきたら、やはり英語民間試験導入は延期すべきだ。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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