パチンコ屋の休業、今は多くの市民が願っているが…
緊急事態宣言下のパチンコ屋の営業強行は、ほとんど一般の賛同が集まらない。パチンコをしない人たちも店内は時には3蜜状態で、新型コロナ感染者がいたらパチンコクラスターになる可能性が高いことを知っているからだ。多くの人が休業を願っている。
あとパチンコに対し多くが批判的なのは、極めて射幸心の高いパチンコ、パチスロがあり、大くのパチンコ依存症患者を作り出している現実だ。
そして夫が父親が、時には妻が依存症となり、家庭崩壊している残念な現状も、パチンコ屋への風当たりの強さ所以だろう。
コロナ感染拡大の中、なぜやめないのか店と客
朝から仕事もせずに並ぶ若者も多い。あっという間に年金を使い果たしてしまう年金生活者…
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない今、こんな時くらいなぜパチンコをやるんだとの怒りにも似た一般の思いが、店や客に噴出しているのだろう。

首都圏でも関西でも行政の休業要請に営業を強行するホールはたくさんあった。それでも聞き入れないケースは店名を公表もしたが、逆に広く開店を周知してしまい客が増えるケースが多かった。
なんと神戸で『休業指示』を無視の店も
そしてそれでも休業に応じないホールが神戸市に3店あった。
このためついに1日、兵庫県知事は全国で初めてとなる『休業指示』を出すに至ったが、どうなったか。
やはりそのホールは2日も開店し、大繁盛だったというからことばもない。
開店直後から多くの客が詰めかけたという。『営業やめろ!』という男が店とトラブルになり、警察官が出動するさわきまにも。

こうした休業指示はひじょうに重い要請で、店に法的義務が発生するが、従わない場合でも罰則はない。まあ、ザル法だ。
だから堂々と指示を無視し開店しても罰則はない。行政が完全に舐められた形だ。
パチンコ業界、全体のイメージダウンに繋がる
逆にパチンコ客に店を教えることになるし、『そんな根性あるパチンコ屋なら出るんちゃう?』と考える依存症の人もいるのかもしれない。
パチンコ客に言いたいのはこんな時、店は出すわけないということ。
あと他のパチンコ店はこういったゲリラ営業のおかげで業界全体のイメージが悪くなると、心配している。
パチンコクラスターが発生しないことを祈るしかないのか…
もりもとなおき