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表紙(代表)を変えたくらいで強くなったら世話はない

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『支持率6〜7%の立憲が、政権交代を唱うのは枝野さんの福耳でもかなり無理があった』

枝野幸男さんの有名な、福よかな耳たぶを触らせてもらったことがある。いわゆる福耳どころか、お釈迦さんのように丸く大きく分厚かった。
それだけで素晴らしい運に恵まれた人なんだろなと羨ましく思ったものだ。

私の若い友人の参院議員川田龍平君の会でお会いしたが、印象は礼儀正しく生真面目。もちろん少し話しただけで人柄の良さ、温かさ、性格の良さが伝わってきた。

なのにひとつ残念に思ったのは、なぜ演説や国会質問をしたら蓮舫同様、相手へのキツい批判に終始するのか。そしてあんなに早口でキャンキャン吠えてしまうのか。

せっかくの彼の温かい人間性が伝わってこないのは残念だし、彼が代表では選挙は強くないなとの印象があった。

案の定、野党共闘の是非、組み合わせは何が良いかはわからないが、少なくとも足し算にはならないと思ったし、ならなかった。

所詮、支持率が6〜7%の立憲民主党が100数十議席目指したり、政権交代を唱うのはかなり無理があったと思う。
枝野代表は選挙の敗戦に伴い引責辞任するが、さて、表紙(代表)を変えてもそう簡単にはいかないだろう。

4年前、小池百合子の希望の党騒ぎに翻弄され、最大野党がぐちゃぐちゃにされた。そして小池に排除された枝野はたったひとりで立憲民主党を立ち上げた。

日本人の判官贔屓か、男らしかった枝野への支持が広がったら、また希望の党へいった連中が右往左往したのは、いかさま見苦しかった。

旧民主党が政権を取った時、自民党は衆院で僅か100人余りとなり下野した。しかし次の選挙まで落選した元自民党議員や次を目指す新人は、他党を眺めたり風を求めてキョロキョロする者はほとんどおらず、寡黙に活動を続けた。
結果、民主は自壊し次の衆院選は自民党の圧勝となったのだ。

自民党と旧民主系の大きな違いはここだ。非自民勢力の多くは、地道な活動より当選しやすい風を探すために右往左往する。

二大政党制による政権交代を目指してスタートした小選挙区制。お相手の非自民勢力がこれでは、自民党はこれからも楽だなと、思う。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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