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裁判官は別格?松山地裁は非を認めなぜ関係者に謝罪しないのか

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間違い認め謝罪できない人たちが人を裁く矛盾

自らの失敗を認め謝ることができないものが、人を裁くという矛盾。

こうした問題は日本の司法のため、被害者自身が泣き寝入りせず、メディアや世論も浮世離れした裁判所を正すべく、声をあげるべきだ。

司法が間違いを認め修正できないのなら、とんでもない国になる。

少なくとも法務大臣は政治家なんだから市民に目を向け、司法の決定的な瑕疵に対しては、それを正すよう厳しく指導すべきだろう。

逮捕令状発布は関係者の人権に深く関わることだ

松山市の20代女性がタクシーの中で現金54000円などを盗んだとして、愛媛県警松山東署に誤認逮捕された問題で、逮捕状請求を認めた松山地裁(簡裁)が、この女性に謝罪も説明をしていないことが、毎日新聞の調べで明らかになった。

文書での取材したのに対し、松山地裁が口頭で謝罪はしない旨回答した。

この件では県警や松山地検(区検)が女性に謝罪や面会をした上で、すでに報道発表を行っている。

しかし、逮捕令状の請求を認めた松山地裁からはこうした対応が一切、されていない。

逮捕令状の請求は、"ドライレコーダーの画像から、運転手の持ち物を盗んだ犯人と女性が似ている"というだけの、極めて合理性に欠ける根拠。当然、裁判官の判断にも大きな問題があったと言わざるを得ない。

別の裁判官はこのあと、女性の勾留請求は却下した。

内部で全て解決していい問題ばかりじゃないだろう

このところ全国で問題になった性犯罪へのピントのズレた無罪判決。凶悪犯への保釈申請許可など、どうも最近の裁判所の判断には首を傾げざるを得ないことが多い。

捜査機関からの逮捕令状の請求許可など、裁判所にはわれわれの人生を左右する大きな権限を与えている。

それは難しい司法試験を合格し、彼らが真摯に法律を学び、極めて公平無垢な心も養ってきたからだと思う。

しかし人間だから当然、完全無欠はなく判断の間違いもある。
その時はきちんと修正し、大きく他人の人権を損ねたのなら、謝罪をするのが当たり前だ。

毎日新聞によると地裁は「令状発付は(個別の)裁判官の判断事項であり、司法行政部門において当否を評価し、(女性への謝罪・説明や記者会見などの)対応をすることはできない」と説明しているという。

要するに内部だけで良し悪しは判断するということだが、一般社会でまかり通るんだろうか。
今からでも遅くない。普通の社会の常識を、裁判所や裁判官は持つべきだ。女性に謝罪せよ!

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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