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観光不人気県徳島。今こそ必要不可欠なのは名プロデューサーだ

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老後住みたい都道府県でわが徳島県が最下位に

軽いアンケートではあるがかなりショックだった。老後住みたい都道府県アンケート。
トップは東京で最下位47位はなんとわが徳島県だった。

『お年寄りが住み良い=利便性』が主であるなら、私たちはずいぶんと高齢者のための街づくりをしてこなかったと言うことだ。

県はじめ全ての市町村はもう一度、足元を見直し、お年寄りが幸せに暮らせる街づくりをする必要に迫られていることを肝に命じるべきだろう。

"老後住みたくない"は、宿泊者全国最下位にも繋がる

全く次元の違うアンケートではあるが、2018年まで4年連続で宿泊者が全国最下位だったことも、大いに関係する。

住んでいるわれわれほど、外の人々は徳島に魅力を全く感じていないのだ。
というより、徳島の魅力を行政が全く発信できていない、工夫もできていないと断言できる。これは議会活動を通じ自分が身をもって実感した。

観光担当の若い県職員と観光客誘致の話しをして呆れたことがある。
彼が『徳島の県南の海はあんなに綺麗なのに、なぜ人が来ないのか不思議だ』みたいなことを言ったから私はこう答えた。

『自分が東京の人なら徳島のエメラルドグリーンの素晴らしい海と、高知桂浜とどちらへ行きたいですか?と尋ねられたら迷わず桂浜だ』と。

観光地には絶対に大きな付加価値が必要なのだ

もっと本音を話したが、要するに『桂浜はなんの変哲もない海岸だが、ここを少年坂本龍馬が竹刀を持って走ったんだというロマンがある。その同じ場所に立つことに意味があるんだ』と。

要するにこれが桂浜の付加価値であり、何かの付加価値がなければ観光地にはなり得ない。

『県南の海が素晴らしければ、人々を引き寄せるための付加価値がいる。それを考えるのが君ら行政マンの仕事だろう』と。
こんな話しをしたが、この若者は全く理解できないようだった。

阿波踊りが観光の目玉であり続けるのは各連の日々の研鑽

徳島で唯一無二の観光の目玉、阿波踊りだって、有名連を中心に日々、厳しい練習で研鑽を積んでいる。
そしてそれぞれの連が工夫を凝らし、独自のかたちをつくる努力を惜しまないからいつまでも観光客を魅了するのだ。

この日々の研鑽がどうも行政マンには決定的に欠ける。
そして残念ながら観光徳島をつくるプロデューサーはついに役所では見たことがなかった。

観光行政には売り出してくれる名プロデューサーが不可欠だ

ワンパターンの人材ばかりで行政押し付けの総合計画を追認してもらうんじゃなく、まずはプロデューサーの発掘を。外に目を移せば一流の人材はいくらでもいるはずだ。

名所、名物には普通長い歴史がいる。しかし例外もある。栃木県宇都宮市は『宇都宮ギョーザ』が名物。行政マンらが何か名物を作ろうと考えた時、ギョーザ消費量が全国一というどうでもいいデータが浮かんだ。

『よしこれでいこう!』と、あっという間に宇都宮はギョーザの街になった。

宇都宮駅前、餃子の像

やはり観光にプロデューサーはいるんです。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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